香川真司が所属するドルトムントは、ロリアン(フランス)からポルトガル代表の左SBラファエル・ゲレイロを4年契約で新たに獲得した。

人口5万8000の平穏な港町ロリアンを拠点とするFCロリアンは今シーズン、リーグ・アンで15位に終わり、これまでリーグ戦では7位が最高成績。2002年に1度だけ国内カップ戦で優勝した経験があるが、これらの成績を見ても分かるように、いわゆる地方クラブの1つにすぎない存在だ。

しかし一方で彼らは多くの代表選手を抱えるクラブでもある。現所属のうち10人が母国を背負ってプレーしており、その1人がこのゲレイロなのだ。欧州選手権(ユーロ)2016初戦のアイスランド戦ではスターティングイレブンに名を連ね、クリスティアーノ・ロナウドらとともに、大舞台でその姿を披露している。ちなみにその試合ではボールタッチ数108回、パス成功率は88%、1対1勝率80%と、どれをとっても素晴らしいの一言だった。

機動性にあふれ、攻守でダイナイックな働きが期待できるゲレイロは、今季ドルトムントで絶対的な存在感を取り戻したDFマーセル・シュメルツァーの新たなライバルとなる。ただし、攻撃センスも非凡な同選手は中盤でのプレーも得意としており、そのフレキシブルさは、試合中にシステム変更を頻繁に行うトーマス・トゥヘル監督、そしてドルトムントにとって、新たな武器となりそう。スポーツディレクターのミヒャエル・ツォルク氏も「ゲレイロは技術的にも熟練した選手であり、多くのポジションでそん色ないプレーができる。彼がこのクラブを選んでくれて本当にうれしい」と、喜びのコメントを語っている。