ドルトムントは今季、最高のシーズンスタートを切り、不調にあえいだ昨季から完全に復活した。現在は順位を2位につけ、後半戦に向けてトレーニングを行っている。マーコ・ロイスが合宿地のドバイ(UAE)で当サイトドイツ語版のインタビューに応じ、チームと自身の目標、昨季の度重なる負傷について語った。

——ドルトムントの前半戦の結果について、どう思われていますか?

ロイス 全体的には良い前半戦だったと思います。ゴールを量産しましたし、良い試合も多かったです。

——ユルゲン・クロップ監督からトーマス・トゥヘル監督に代わりました。

ロイス もちろん全てが簡単だったわけではありません。新しい監督、新しいプレースタイル・・・。どれくらいでフィットするものでしょうか? でも、自分たちは最初の試合から、すでにうまくいっていることを見せました。ただ、自分たちができること、期待されていることを、見せられなかった試合も何回かありました。だから、(首位の)バイエルンとの勝ち点差が8もついてしまったわけです。欧州リーグ(EL)のグループステージでは圧倒的な強さでしたが、ブンデスリーガほど良い試合はできませんでした。シーズン終了後に何らかの成果を見せられるよう、もっとパフォーマンスを上げなければなりません。

——トゥヘル監督のプレースタイルはどれくらいでチームに浸透したのでしょうか?

ロイス チームには世界レベルの選手が揃ってますから、新しいことにもすぐに順応できます。すでにシーズン初めに、監督のプレースタイルをピッチ上で体現していました。それは、皆さんにもお分かりいただけたと思います。常に100%うまくいくわけではないことも、分かっています。それでも、自分たちは試合ごとにできる限り完璧に近づけるようになっていけるでしょう。

「バイエルンが強すぎる」

——今シーズンのブンデスリーガでの目標は?

ロイス 自分たちの第一の目標は、下位のチームとの勝ち点差を引き離すことです。それはうまくできています。開幕節では、上位争いをするであろうメンヘングラートバッハ(ボルシアMG)を下しました。昨季と比べるとチームは明らかに良いのですが、バイエルンが強すぎるので難しいですね。

——ドルトムントを3位で追いかけるのはヘルタ・ベルリンです。今季の最大のサプライズではないでしょうか?

ロイス 毎シーズン、ちょっとサプライズな活躍をするチームは出てきます。ただ、ブンデスリーガのレベルは高いので、どのチームと対戦してもあまり違いはありません。ブンデスリーガでは100%の力を出さなければ、チャンスはありません。それを自分たちは知っています。ヘルタは、ここまで良い役割を果たしていますね。ただ、全34節が終わってみなければ分かりません。

——ドルトムントの改善点は?

ロイス 自分たちは多くの得点を挙げましたが、失点も喫しました。それは自分たちのプレースタイルに寄るところでもあるのですが、守備にもっと安定が必要です。そうすれば、先制した試合でも、良い時間の使い方ができるでしょう。それ以外には、もっとプレーにバリエーションをもたらしたり、もっと相手ゴール前で危険な状況を生み出したいです。 

「いい加減、慣れた」

——ロイス選手は昨季、けがから復帰しては、すぐにまた負傷していました。それについて不満は?

ロイス 受け入れなければいけませんが、自分にとって問題ではありません。もういい加減、慣れましたよ(笑) 結局、けがをしないように努めるしかないんです。だけど、自分以外の原因でけがをしてしまうこともありますからね。そして、もしそうなってしまったら、それを受け止め、できるだけ早く復帰できるように頑張るしかない。基本的には常に前を向き、けがのせいで落ち込まないようにしています。

「それより先のことは全てボーナス」

——個人的な目標はありますか?

ロイス サッカーでも、人生でも、目標を持つことは大切です。そうしないと、間違った場所に行ってしまいますから。みんな、何かを達成したいわけです。良いプレーをする、タイトルを獲得する、チームにとって良い仕事をする・・・。それは自分も同じです。でも、一番大事なことは、健康であること。そうでなければ、それらのことを実現できないからです。それより先のことは全てボーナス、自分がどれだけハードに働いたかのね。

——チームメイトのピエールエメリック・オバメヤンがアフリカサッカー連盟の2015年最優秀選手に輝きました。

ロイス うれしいです。チームのシステムに彼はすごく合っているし、自分たちは前でボールを持って、彼をサポートできますから。彼自身もとてもハードに動いているんですよ。おまけに、最高の奴だしね。授賞式の後、(キャンプ地で)みんなで彼を温かく迎えましたよ。次は彼がみんなに食事をご馳走する番だね(笑)