冬季の移籍市場が2月1日に幕を閉じた。夏季に比べると動きは少なかったが、ドルトムント以外の全チームが新たに選手を獲得し、補強を行った。後半戦が始まって2試合、ここまでの新戦力の活躍を紹介する。

 

シュトゥットガルト

シュトゥットガルトは後半戦、夢のようなスタートを切った。2戦2勝。前半戦は低迷し、監督交代も行ったチームは順位こそ15位と変動はないものの自動降格圏チームとは勝ち点7差をつけた。好調の理由の一つは、MFケビン・グロースクロイツ(写真)だ。実際、長期の負傷離脱、不運に終わったガラタサライ(トルコ)移籍の直後とあり、同選手がシュトゥットガルトで役に立つのか、疑った人は多かった。しかし、2014年W杯のドイツ代表優勝メンバーでもある同選手は即戦力となり、その豊富な運動量や強い意志でチームを活気づけ、連勝に導いた。「自分たちはただ、みんなのために全力を出しているんだ」と本人は語っている。

グロースクロイツだけではない。ディナモ・キエフ(ウクライナ)から期限付きで加入したFWアルテム・クラベツもまた、成果を収めている。第19節ハンブルク戦では、途中出場から10分で決勝点を挙げてみせた。移籍市場の締め切り直前でエンポリ(イタリア)から期限付きで獲得したDFフェデリコ・バルバがここ最近は格段に良くなってきている守備陣にさらなる安定をもたらすことができれば、シュトゥットガルトはこの先、さらに好転するかもしれない。

アイントラハト・フランクフルト

年内最終戦でブレーメンに2-1、第18節で強豪ウォルフスブルクにロスタイムの劇的逆転、前節アウクスブルク戦で0-0で引き分け、ここ3試合で勝ち点7を獲得。フランクフルトはまた、降格圏から遠ざかりつつある。ヒーローはもちろん、ウォルフスブルク戦で今季2回目のハットトリックを達成した“サッカーの神様”ことアレクサンダー・マイヤーだ。しかし、新加入選手たちもすでにそれぞれの力を発揮している。以前にハノーファーに所属していたMFサボルチュ・フスティ(写真左)は後半戦2試合にフル出場し、前線の強化となった。

また、メキシコ代表のMFマーコ・ファビアンはすでにレベルの高さを証明している。ウォルフスブルク戦ではドリブルで相手DFを交わしてクロスを入れ、これがマイヤーの決勝ゴールにつながった。アウクスブルク戦では初先発を果たし、何度も相手ゴールを脅かした。ファビアンに加え、MFにはヘルタ・ベルリンからエニス・ベンハティラが直前に加入。チュニジア代表の同選手はブンデスリーガ81試合に出場しており、その経験がチームの力となることだろう。

ブレーメン

ブレーメンも後半戦は1勝1分と好調だ。第19節のヘルタ戦では、2回も2点差とされながら、3-3の引き分けに持ち込んだ。この試合、チェルシー(イングランド)から期限付きで加入したDFパピ・ジロボジ(写真右)が新ディフェンスリーダーとして、チームを引っ張った。1対1の競り合いでは88%の勝率、ボールタッチ数は両チームで断トツの92回だった。2試合平均の競り合いの勝率は78%で、シーズン終了後に同勝率でブンデスリーガのトップになる可能性もある。

MFラースロー・クラインハスラーとDFミロス・ベリコビッチの若手選手にも今後の期待がかかる。ハンガリー代表のクラインハスラーはヘルタ戦でデビューを飾り、30分の出場だったが何度か良いビルトアップを見せた。CBのベリコビッチは2015年、セルビア代表としてFIFA U–20W杯で優勝している。まだ出場はないが、今後は4バックの一角の選択肢となるはずだ。

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