香川真司が所属するドルトムントは6月4日、バイエルン・ミュンヘンに移籍したマッツ・フメルスの代役として、バルセロナ(スペイン)からマルク・バルトラを4年契約で獲得した。欧州選手権(ユーロ)2016に出場するスペイン代表メンバーにも選出された逸材について知っておきたい10項目を以下に紹介していく。

(1)ビッグスタジアムからビッグスタジアムへ

バルセロナの本拠地カンプノウは約10万人を収容可能な欧州に名だたるビッグスタジアム。しかしドルトムントのホームスタジアム、ジグナル・イドゥナ・パークも引けを取らない。収容人数は8万1359とやや劣るが、しかし対戦相手がどこであろうともスタジアムは毎試合超満員。特に約2万5000人が集う南側ゴール裏席にはバルトラも度肝を抜かれることだろう。

(2)双子の兄弟

12歳の時にエスパニョール(スペイン)からバルセロナの下部組織に移籍したバルトラには双子の兄弟エリックがおり、彼もまたサッカーに従事している。しかしプロ選手として大成することはできず、エリックは現在、育成年代の指導者をしている。

(3)グアルディオラ監督

2009年にバルセロナBに昇格すると、その後2010年2月14日のアトレティコ・マドリード(スペイン)戦、ジョゼップ・グアルディオラ監督率いるトップチームでデビュー。現在にいたるまで、同クラブで多数のタイトルを獲得している。

(4)優勝回数

バルセロナで154試合に出場したバルトラは、上述のように数々のタイトルを勝ち取っている。内訳は、欧州チャンピオンズリーグ(CL)2回、スペインリーグ5回、スペイン国王杯2回、スペイン・スーパーカップ3回、そしてFIFAクラブワールドカップ1回。まさに優勝の味を知る男だ。

(5)ファンへの愛

カタルーニャ出身で同地方の象徴でもあるバルセロナを離れることになったバルトラ。Facebookにある自身の公式ページで「バルサのファン1人1人にとても感謝している」と記し、またクラブを通じ「みんなが毎日僕にくれた愛情は、僕にとって大きな誇りだ」とコメントを発表している。

(6)ダービーの経験

ドルトムントといえば、やはりシャルケとのルールダービーが思い浮かぶ。しかしバルトラも、バルセロナの一員としてレアル・マドリード(スペイン)というライバルとの対戦経験があり、クラブの威信をかけた戦いの経験は備わっている。

(7)バイエルンとレーバークーゼン

2012/13シーズン、そして2014/15シーズンではバイエルン・ミュンヘンと、また2011/12シーズン、2015/16シーズンにはレーバークーゼンとCLで対戦したバルセロナ。それらの試合にバルトラも出場しており、その経験は来季のブンデスリーガでも必ず生きるはずだ。

(8)代理人はプジョル

バルトラの代理人を務めているのは、バルセロナやスペイン代表で活躍したカルレス・プジョル。バルトラは同郷かつ同じポジションの伝説的プレーヤーについて「彼は僕のヒーローだった。成長する過程で常に彼のプレーを見てきたからね。プジョルは僕たちにとっての主将。それはピッチの中でも外でも同じだった。僕がトップチームに昇格した時、彼はいつも僕のことを気にかけてくれたんだ」と、語っている。

(9)スペイン代表

今シーズンのスペインリーグで13試合しかピッチに立てなかったバルトラだが、スペイン代表ビセンテ・デルボスケ監督はユーロ2016に出場するスペイン代表の最終メンバーに同選手を加えた。ジェラール・ピケ、セルヒオ・ラモスの壁は高いが、CBとして本大会出場を果たしたいところだ。

(10)家族

バルトラは愛する家族との写真をたびたびSNSに掲載している。ちなみにメリッサ夫人は元スポーツジャーナリスト。2人は娘ガラちゃんも授かっている。