原口元気の所属するヘルタ・ベルリンは、昨季は降格の危機に瀕していたが、2015/16シーズンは常に上位争いをしていた。これまでフェイエノールト(オランダ)やチェルシー(イングランド)など名門を渡り歩き、30歳になった現在でもチーム最多となる14得点を挙げたベテランFWサロモン・カルーが今季を振り返り、来季への意気込みを語った。

「大成功」と「ちょっとがっかり」

——2015/16シーズンは7位で終了しました。がっかりしていますか? それとも成功と捉えていますか?

カルー もし、シーズンがスタートした9カ月前に同じ質問をされていたら、「大成功」と答えていたでしょうね。特に、前年は難しいシーズンだったので、10位以内でも良しとしていたでしょう。でも、何カ月も3位をキープしていたことを考えると、「ちょっとがっかり」と言えますね。シーズン最後の三分の一は、自分たちの思い通りにいきませんでした。何試合もアンラッキーな負け方をしましたし、少しフレッシュさも欠けていました。

——新シーズンについてはどのように見ていますか?

カルー クラブを安定させるために、継続することが肝要だと思います。技術部のスタッフとはすでに基礎ができあがっています。もちろん、何人かの選手の入れ替えはあるでしょうが、それは普通のことです。でも、リーグで良いスタートを切るためにも、背骨はそのままにしないといけません。

——ヘルタの目標はどのようなものになるでしょうか?

カルー 自分たちは若く、才能のあるチームですので、何か素晴らしいことを成し遂げることができるでしょう。この数カ月で自分たちの持つダイナミックさを増強したいです。そのためにはハードワークをする必要がありますし、他のチームも良い準備をし、自分たちを打ち負かしにくるということを意識しないといけません。リーグの3位以下の力はとても拮抗していますから。

——ご自身の目標はいかがでしょうか?

カルー シーズン前は毎回、10得点を決めることを目標に定めます。それくらい得点ができれば、チームが良いシーズンを送る手助けになるでしょうから。試合前は必ず、プレッシャーを与え、また来シーズンも同じようにピッチに立てるようにと、自分自身を奮い立たせます。とにかく、自分はヘルタのためにプレーすることをとても誇りに思っていますし、とても幸せに感じています。パル・ダールダイ監督とはとてもうまくいっています。監督がいつも自分を信頼してくれていることを感じますし、それはうれしいですね。 

EL本大会出場までは「長い道のり」

——新シーズンも良い1年になるとお考えのようですね?

カルー 自分のベストを尽くしますし、自分たちは期待に応えられると信じています。バランスの取れた、良いチームですし、今のところキープレーヤーが去る予定はありません。だから、楽観的になれる理由があるんです。ハードワークをしなければ、10位以内に入れなかったとしてもね。

——再び欧州リーグ(EL)に出場できることは楽しみですか?

カルー ヘルタにとっては2009/10シーズン以来ですから、クラブにとってはとても素晴らしいことですね。自分自身はリール(フランス)所属時に出場しましたが、ELはますます魅力的に、そして真剣勝負になっています。でも、自分たちは予選からの参加なので、グループステージについて話せるようになるまでは、長い道のりです。