第22節の注目カード(2):ボルシアMG対ケルン
ブンデスリーガ第22節は2月19日から21日に開催され、20日(土)には大迫勇也の所属するケルンが敵地でメンヘングラートバッハ(ボルシアMG)との「ラインダービー」に臨む。
近隣のケルンとボルシアMGは60年以上に及びライバル関係にある。そもそもの発端はケルンのマスコットの雄ヤギにその名を冠されたヘネス・バイスバイラーが選手、監督として活躍した同チームを離れた後、ボルシアMGの監督としてクラブをブンデスリーガに昇格させ、バイエルン・ミュンヘンと覇権を争うまでの強豪クラブへと押し上げたことによる。以来、ピッチ内外で何度も衝突してきた両チームだが、試合ではボルシアMGが45勝16分22敗と圧倒してきた。
しかし前半戦の第5節ではケルンが1-0で勝利し、7年ぶりにラインダービーを制した。開幕から5連敗となったボルシアMGはこの試合後にルシアン・ファーブレ前監督が辞任を表明。この交代は功を奏し、アンドレ・シューベルト新監督は就任から6連勝を含む10試合負けなしで、王者バイエルンにさえ土をつけた。今季好スタートを切ったケルンをいつの間にか順位の上で追い抜いていったのだが、後半戦に入ってボルシアMGは下り坂。ここまで1勝3敗となっている。
後半戦のケルンは1勝2分1敗。アウェーでは4戦連続で引き分けとなっており、今節もドローとなればチーム新記録だ。しかし、目指すのは引き分けではなく勝利。この試合でケルンが勝てば、ライバルと勝ち点で並ぶことができる。ただし得失点差を考慮すると、4得点以上を挙げて初めて、ボルシアMGの順位表の上へいくことができる。
なお、前節は発熱のため欠場した大迫はチーム練習に復帰している。
【今季ここまでの記録】
Tore=得点数
Torschüsse=シュート数
Schüsse/Tor=1得点までに要するシュート数
Gegentore=失点数
Ballbesitz(%)=ポゼッション率
Passquote(%)=パス成功率