長期離脱をしていたバイエルン・ミュンヘンのアリエン・ロッベンがまたグラウンドに戻ってきた。前半戦は7試合の出場にとどまったが、現在はコンディションを上げ、後半戦の再開を待ちわびている。バイエルンのベテランがタイトル獲得の展望、負傷中に同選手の穴を埋めた選手、退団が決定している恩師グアルディオラ監督について語った。

——長期離脱後、最近チーム練習に復帰しました。今の気持ちをお聞かせください。

ロッベン 今はとても良い感じですよ。自分の目標はこのドーハ合宿でトレーニングに完全復帰することでした。残念ながら3日ほど風邪で寝込んでしまいましたが。そんなはずじゃなかったんですがね・・・。今は良くなっていますし、またグラウンドの上に立って楽しくやっています。

——2015年を振り返ってください。

ロッベン 2015年が過ぎ去ってくれてうれしいですよ。実際、昨年の始まりは良かったんですけどね。3月、4月はトップコンディションでしたから。その後にまたけがをしてしまった。前半戦は自分にとってアンラッキーでしたね。だから、すでに過ぎ去ってよかった。またゼロから始めなければいけないって思っているんです。それは良いことです。早くウィンターブレークが終わって、けがをしないでこの先もいけるといいです。

——長期離脱中はいかがでしたか?

ロッベン サッカー選手であれば、いつでもサッカーをやりたいものです。サッカーができない、あるいはサッカーをしてはいけないというのは、相当のフラストレーションです。見学するだけの状況は、悔しいです。その一方で、チームがどれほどの成果を挙げているかを見るのは、楽しくもあります。自分たちはここまで素晴らしいシーズンを送っています。特にこの半年の間、チームはさらに成長しました。

「1秒たりとも気を抜いてはいけない」

——バイエルンは全てのタイトルを取る勢いです。

ロッベン ブンデスリーガでは(2位のドルトムントと)勝ち点差が8、ドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)は準々決勝進出、欧州チャンピオンズリーグ(CL)はラウンド16進出を決めていて、今の時点では良い感じですね。それでも、タイトルを獲得するためには、自分たちの力を出し、レベルを上げなければなりません。どこからかタイトルが落ちてくることはありませんから。チームとして1秒たりとも気を抜いてはいけません。それが一番大事です。 

ウィングのコスタ&コマン 

——新加入のドグラス・コスタとキングスレイ・コマンは、ロッベン選手のウィングのポジションで大活躍しています。彼らをどう見ていますか?

ロッベン 両選手ともかなり成長したと思います。前半戦のコスタは素晴らしかったですね。人々を驚かせました。彼はチームに完璧にはまっています。コマンはまだ若い選手ですが、すでに何度も良いプレーを見せています。ウィングとして、彼ら二人を見るのは、今とても楽しいですよ。

——バイエルン以外の選手で、気になった選手は?

ロッベン 良い選手はたくさんいますよ。大きな才能のある選手として特に気になったのは、シャルケのレロイ・サネです。彼は将来、素晴らしい選手になるでしょう。今のところ、彼は全てが良いですから。 

「いつ、この時間が終わってしまうか分からないから」

——サネは現在、20歳です。ロッベン選手はもうすぐ32歳になり、すでにベテランです。今後の計画はありますか?

ロッベン 自分もまだまだ若いですよ(笑) 自分の目標は、まずはまた良いコンディションでピッチに立つことです。このチームで心地よく感じていることは、間違いありません。この半年のことは忘れ、前を向くだけです。そうすれば、自ずと結果がついてくるでしょう。

——長期的にはいかがですか?

ロッベン もちろん、いつか家族と一緒にバイエルンから故郷へ帰ることは想像できます。でも、今のところは考えたくありません。サッカー界では長期的な計画を立てるのは難しいことです。今、自分たちは最高のチームです。そのチームの一員でいることを誇りに思っています。今のスローガンは、「行け!コンディションを上げろ!」です。

——合宿ではチームのリーダー的存在でした。ロッベン選手にとってこのクラブとは?

ロッベン バイエルンに来て7年目です。このクラブは私の人生の一部となりました。2人の子どもはミュンヘンで生まれています。バイエルンは私にとってとても大きな存在です。プロ選手として頑張り、これほどのビッククラブでプレーできるようになりました。プレッシャーを感じることもありますが、この時間を楽しんでいます。いつ、この時間が終わってしまうか分かりませんから。

「監督ともっと一緒にやりたかった」

——ジョゼップ・グアルディオラ監督が今季限りでチームを去ります。チームの損失はどれほどでしょうか?

ロッベン もちろん、とてもショックです。監督ともっと一緒にやりたかった。彼は私を大きく伸ばしてくれた監督です。彼と一緒にやるのは、本当に楽しかった。チームとしてもさらに成長しましたし、選手としては彼の下でさらに良くなりました。本当に、本当に残念です。でも、彼の決断を受け止めなければなりません。