1000回目の勝利に合わせるかのように、あの男がバイエルン・ミュンヘンに帰って来たーー。アリエン・ロッベンは第10節のケルン戦で56日ぶりに戦列に復帰。引いて守る相手に苦戦していたバイエルンだったが、35分のロッベンのオープニングゴールを皮切りに“いつも”の攻撃力が爆発。4-0で勝利し、ブンデスリーガ史上初の開幕10連勝と、ブンデスリーガ史上初の通算1000勝目を記録した。試合後、バイエルンで131試合に出場し、75ゴールを挙げているロッベンがインタビューに答えた。

——アリエン・ロッベン選手、復帰していきなりのゴール、おめでとうございます。試合前に「良い感じだ」と仰っていた通りでしたね。このような復帰戦になることを予想されていましたか?

ロッベン こういうことは事前に知ることはできないので、それまでいつも待たなければならないんですよ。ピッチに戻って来て、とても幸せです。始めの方は少し驚きましけど、自分はよくトレーニングしてきましたし、とても良い感じだったんです。先制点を決めたのは、自分が復帰するためにやってきたハードワークの報いでしょう。しかも4-0で勝利できて、とても素晴らしい日です。

——ゴール後、すぐにスタンドにあいさつに行かれました。特別な理由はあるのですか?

ロッベン はい。妻の兄弟がフローニンゲン(オランダ)のチームメイトと来ていたからです。長旅でしたが、彼らが見て来てくれてよかったです。自分の家族もスタンドにいました。辛い時期にいつも自分を支えてくれましたし、家族は自分にとっていつも大切です。見に来てくれたときに、きょうのような活躍ができるとより良いですね。

サッカー選手にとって一番辛いことは・・・

——プレーできない数週間は、何が苦しかったでしょうか?

ロッベン (サッカーを)見ることしかできないということが、サッカー選手にとって一番辛いことです。リハビリではポジティブなエネルギーを注入するように心がけなければなりません。自分は全てを出し、よく働きました。自分を支えてくれた全ての人たちに賛辞を述べたいです。自分はうまく乗り越えましたし、またここに戻ってきました。

——バイエルンは誰がピッチに立っていても、主導権を握っています。この成功のカギはどこに?

ロッベン それはコーチングスタッフへの褒め言葉でもありますね。自分たちのためにいつも良い準備をしてくれます。それに全選手も褒めなければなりません。何人かの選手がプレーできなくても、必要とあらばいつでも他の選手ができますから。本当に良くトレーニングされているんですよ。シーズン中は多くの選手が重要です。この7日間で3試合を戦っていますから、全ての力が必要で、11人だけというわけにはいきません。

——10月20日の欧州チャンピオンズリーグ(CL)、グループステージ第3戦でアーセナル(イングランド)に0-2で敗れたことで、常に集中力をキープしなければと敏感になっていたでしょうか?

ロッベン チームの性質は突出しています。自分たちは常にベストを尽くしますが、だからといって、いつもうまくいくとは限りません。アーセナル戦で起きたことは、いつでも起こり得るのです。それについて自分たちは学んで、さらに改善しないといけません。

中2日で迎えるDFB杯、ウォルフスブルク戦

——狭いスペースでの試合になったとき、バイエルンはうまく対応できるようになったでしょうか?

ロッベン きょうの試合はもしかしたらその最高峰だったかもしれませんね。ケルンはまるでハンドボールの試合のように深く引いてきました。ケルンの選手たちは自分たちの戦略があるでしょうから、それはいいんですが、自分たちは突破口を見つけなければなりません。狭かったとしても、自分たちはチャンスを得ることができますし、それをうまく活用すればいいのです。

——ケルン戦での勝利でバイエルンはブンデスリーガ1000勝目を挙げました。この記録はあなたにとってどのような意味がありますか?

ロッベン 自分にとって、たぶん他のチームメイトにとっても、記録よりもタイトルが重要なんです。それは(シーズンが)終わってはじめて与えられるものです。あまり騒ぎ立てずに、自分たちを前に進めさせてください。地に足をつけることが重要です。常に次の試合がありますから。

——10月27日(火)のドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)では前大会王者のウォルフスブルクと対戦します。

ロッベン 大一番ですし、CLのようなレベルの高い試合になるでしょうね。まだDFB杯の2回戦ですが、自分たちは準備をしなければなりません。勝ったら次へ進み、負けたらそこで終わり。トップチームとの対戦ですから、何もさせてはいけません。組み合わせ抽選の運は悪かったですよね。