強行出場の酒井高「きょうフィットしていたら・・・」
ブンデスリーガ第26節最終日が3月13日に行われ、酒井高徳が所属するハンブルガーSVは敵地でレーバークーゼンに0-1で敗れた。右SBで先発し、前半45分までプレーした酒井が試合後、インタビューに応じた。
——具合が悪かったと聞きました。
酒井 具合悪いです。はい、悪かったですね。
——風邪ですか?
酒井 先週末に風邪を引いて、2、3日休んで少し良くなったのですが。試合までゆっくり休みながら、練習もしてリアクションもなかったし、ドクターからのOKも出て(試合に出場しました)。
——熱を出して寝ていたとか?
酒井 そうですね。たぶん今も。
——金曜日から練習に合流したのですか?
酒井 金曜日、土曜日と練習に参加して移動、という感じでした。
——交代はそれを考慮されて?
酒井 そうですね。「できるか?」と言われて、いく予定だったんですけど。「できるけど100%じゃ厳しいかも」と。どの道、迷惑を掛けることになったので。そういう自己管理をしっかりしなくてはいけないと。チームにも迷惑をかけるし、自分もマイナスのイメージを与えてしまうので。次はしっかり治してまた出たいと思います。
——前半の出来としては悪くなかったのでは。
酒井 攻撃の部分はいつも通りというか、最近の通り、自分の思ったプレーをして、簡単にコンビネーションを意識してやりました。そこそこうまくいったし、1本だけパスミスはありましたが、それ以外はそれほど危ないパスミスや(ボールを)奪われることも少なかったので、良かったと思います。
——守備の部分は難しかったですか?
酒井 守備の部分は、風邪もあって体が重かったので、少し出だしが遅れていくことが何回かありました。それでも集中力を高めて前半はしっかり乗り切ろうと思っていました。
——敗戦は妥当ですか?
酒井 向こうのチャンスもありましたが、僕らもチャンスがあったし、オウンゴールだけの失点だったので。もちろんクオリティーの部分を見たら向こうのほうが上だったかもしれませんが、向こうの戦いに耐えながら、自分たちのいいサッカーを出すというのは何回かできたので。僕としては「僕らってこんなにできるチームなんだ」という確信を持てた試合でした。だからこそ100%の状態で試合に出たかった。きょうフィットしていたら・・・。まあ、“たら・れば”はないですけど、もっと力になれたのかなと。効果的に右サイドで攻撃が進んでいたので。