10月31日に行われたブンデスリーガ第11節で、武藤嘉紀が所属するマインツは敵地でアウクスブルクに3-3で引き分けた。先発した武藤はチームの全3得点を挙げ、2006/07シーズンの高原直泰(当時アイントラハト・フランクフルト)以来、日本人選手2人目となるハットトリックを達成した。試合後、武藤がインタビューに応じた。

——武藤選手にとって特別な日となりました。ご感想は?

武藤 そうですね。3得点できたということは非常にうれしく思いますし、けれどきょうは引き分けに終わってしまったので、これが勝利につながっていればもっともっと素晴らしい日になったんじゃないかなと思います。

——第11節終了時点では香川選手のゴール記録を破り、武藤選手が歴代日本人選手で最多得点となりました。

武藤 自分はFWであるので、得点を争うというか、勝っていないとやっぱりいけない立場なので、そこは特にうれしいという気持ちはないですけど、やっぱりチームのためにこれからも得点を取り続けて、それがチームの勝利につながるように結果を出していきたいと思ってます。

——なぜこれほど日本人選手はブンデスリーガで活躍できるのでしょうか?

武藤 なんでですかね。分からないですけど、とにかく自分たちは小さな島国から来ているわけで、ブンデスリーガへの憧れは幼いときから持っていたので、そこで活躍するためにいろいろ自分自身の課題だったり、弱いところを修正して、そういった状態になって来ているので、それが活躍できている秘訣なのかなと思いますね。

——ブンデスリーガが日本人にとって良い点を3つ挙げていただけますか?

武藤 世界でも最も素晴らしいリーグだと思っていますし、屈強なドイツ人とやることによって自分自身も成長できること、自分よりレベルの高い選手たちとプレーすることによって自分も持ち上げられるという3点かなと思います。

——今日は3点取れて良かったですか、それとも4点とれずに残念でしたか?

武藤 4点取れてチームが勝てれば、それがベストでしたけど、きょうは2-3で追いかける展開になってしまったので、引き分けられて良かったなと思います。

——勝ち点1で満足していますか?

武藤 いえ、決して満足はしていません。2-0で勝っている状態から、3点入れられて逆点されてしまったので、そこは絶対に修正していかなくてはいけないですし。点を取って勝てないというのは、本当にもったいない試合だったと思うので、それは次につなげられるようにしていかなくては。

——試合中は(前節で負ったけがの)痛みはありましたか?支障はありましたか?

武藤 支障があるだろうとは思って試合に出ているので。痛みはありましたけど、(試合に)出るからにはその痛みのせいにしたくなかったので、それが良い結果になって良かったなと思います。

——最近チームの調子があまり良くなかったですが、これでチームとして良くなっていく兆しが見えましたが?

武藤 最近、失点が多いですし、チームとして修正しなければいけないと思いますが、2-0から2-3になって、でもそこで最後まで諦めずに3点目を取れたということが、次につながる結果ではなかったかと思います。

——終了間際に点を取れましたが、やはり精神的な強さというのは大事ですか?

武藤 負けている状況で、最後にチームを救うゴールができたことを非常にうれしく思いますし、やっぱりチームとして最後まで点を取りに行こうとした結果が、きょうのこういう結果につながったと思うので。チームとしてのスピリットは非常に素晴らしいものだったと思います。

ーー日本人選手としてはブンデスリーガで2人目のハットトリックを達成しました。

武藤 もちろんうれしいですし、2人目だということは知らなかったので、その結果というのは非常にうれしく受け止めて、ただこれに一喜一憂せずに、チームのためにプレーして得点を取り続けられたらと思います。

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武藤がMOMに選出