ユベントス(イタリア)から2年間の期限付き移籍でバイエルン・ミュンヘンに加入したキングスレイ・コマン。同選手は2015/16シーズン、本人が予想していた以上の出場機会を得て、王者バイエルンの史上初リーグ4連覇に貢献し、今夏母国で開催される欧州選手権(EURO)2016に出場するフランス代表メンバーにも選ばれれている。そんな中、当サイト独語版が今季終了後にコマンと独占インタビューを行った。


――バイエルンで初めてドイツ王者に輝きましたね。気分はいかがですか?

コマン 素晴らしい気分だったよ。確かにドルトムントは非常に手ごわい相手で、彼らも最後までまったく手綱を緩めなかったけれど、僕たちは開幕から他を寄せつけず、シーズンを通して良い戦いができた。

――あなたは2014年にパリ・サンジェルマン(フランス)で、2015年にユベントスで、それぞれリーグ王者を獲得しています。19歳という年齢ながらそれぞれ違う国で3回も優勝を経験しているというのは非常に稀有なことではないでしょうか?

コマン もちろんそのことについては誇りに思っている。しかし、バイエルンでのこのタイトルは過去に比べてより大きな意味を持つものだね。なぜなら僕は初めて、一定の出場機会を得たし、しっかりと自分の歩みを刻んだ気がするからだ。

「ポテンシャルを引き出すことができた」

――ブンデスリーガで4連覇を達成したクラブは今回のバイエルンが初です。

コマン 僕にとっては、この成功を判断するのは難しいかな。というのも、まだバイエルンに来て1シーズンだしね。けれどもバイエルンが類まれな力を持っていて、ドイツでナンバー1の称号にふさわしいことは、はっきりしているよ。

――今季最も手ごわかった相手はドルトムントだったとおっしゃっていましたね。

コマン 後半戦にアウェーで対戦したドルトムント戦は0-0の引き分けに終わった。彼らも非常に素晴らしいシーズンを過ごしたと思うし、今季の彼らはクラブ史上2番目に良い成績だった。しかしメンヘングラートバッハ(ボルシアMG)にも前半戦では負け、後半戦も引き分けに終わるなど、かなり苦しめられた。いずれにしても、僕は今季ブンデスリーガでのプレーをとても楽しむことができたんだ。自分のポテンシャルを引き出すことができたと思うよ。

――ご自身の出来には満足しているのでしょうか?

コマン 完全にね。もちろん、ビッグプレーヤーになるために、まだ僕は一生懸命サッカーに取り組んでいかなければならない。しかし僕はまだ19歳。これからまだ上達できるだろう。パリ・サンジェルマンとユベントスではあまり試合に出られなかったが、ミュンヘンではこれ以上ない幸せを感じている。

――バイエルンでの活躍がなければ、フランス代表には招集されなかったかもしれません。

コマン もちろんだね。バイエルンとジョゼップ・グアルディオラ監督にはとても感謝している。このクラブ、そして監督がいなければ、こんなにも早くフランス代表に定着できなかっただろうね。バイエルンで見せたパフォーマンスが(フランス代表の)ディディエ・デシャン監督の目に留まった。自分の故郷で開かれるEUROをとても楽しみにしている。

――最後に来季についてです。カルロ・アンチェロッティ新監督との仕事は楽しみでしょうか?

コマン パリ・サンジェルマンの時に一緒だったから、すでに彼のことは知っているよ。彼は僕をプロデビューに導いてくれた人物だ。今日(こんにち)に至るまで、僕は彼に非常に感謝している。彼との再会が楽しみでならないね。