23歳という年齢ながらすでにバイエルン・ミュンヘンで数々のタイトルを獲得したダビド・アラバ。今夏開催される2016欧州選手権(EURO)でもオーストリア代表の中心選手として、その活躍が期待されている。そんな中、当サイト独語版がアラバとの独占インタビューを行い、間もなく開幕されるユーロ、バイエルンでの役割、そしてカルロ・アンチェロッティ新監督について語ってもらった。

――フランスでのEURO開幕が迫っています。オーストリア代表選手の何人かはブンデスリーガクラブでも重要な役目を担っていますね。

アラバ つまりそれは、僕たちの代表チームには高いクオリティを持った多くの選手がいるということになる。ブンデスリーガや他の欧州トップリーグなど厳しいリーグでも活躍できているということだね。

――国際的に見て、オーストリアは今どのあたりにいるとお考えですか?

アラバ 僕たちの予選での戦いは本当に素晴らしかった。ここ数年、常に成功を収め、個人もチームも絶え間なく発展してきたんだ。しかしまだもっと先を目指しているし、発展していかなければならない。いずれにしてもオーストリアは胸を張っていいと思う。

――EUROでの目標についてはどうでしょう?

アラバ 僕はあまりそういうことを考えないんだ。とにかく初戦が最も重要だ。しかし僕たちも経験を積み、常に次の試合だけに集中することができている。それをフランスでもやるつもりだ。

「僕たちはハングリー」

――あなたはバイエルンでも非常に重要な選手の1人になりました。もはやクラブの顔と言っても過言ではありません。

アラバ 僕は2008年、つまり16歳の時にミュンヘンへやって来た。もうこの町は僕の第2の故郷だね。ミュンヘン、そしてバイエルンでの居心地は本当にいいんだ。僕は必ず自分というものを見失わないようにしている。そして僕は公共の場にも立つ人間だけれど、僕のことを見本として考えてくれている人もいる。それに応えられるようにしないといけないね。

――あなたは世界で最高の左SBに数えられています。しかし中盤でもプレーする時がありますね。好みのポジションはどこでしょうか?

アラバ 結局、僕にとってポジションは関係ないんだ。最も大事なのは、チームをベストなところに持っていくことだからね。僕はフレキシブルな選手だと思うし、中盤でも左サイドでも同じようにプレーできることを証明してきた。

――今季はリーグ4連覇、そしてドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)も制し、国内2冠でしたね。

アラバ ブンデスリーガタイトルはいつも特別なものだ。だからこそ、4連覇は非常に素晴らしい気分だったよ。その記録は50年以上のリーグ史でどのクラブも達成したことがない。歴史的なことだね。

――国内2冠は、欧州チャンピオンズリーグ(CL)準決勝敗退の慰めになったのでしょうか?

アラバ それぞれ違う大会だからね。もちろんCL決勝進出を逃してしまい失望していたが、もう僕たちの視線は前を向いている。僕たちは3季連続でベスト4に進出したが、この大会はいつも接戦となる。また新たな挑戦をしていかなければならない。僕たちはハングリーだ。

――ジョゼップ・グアルディオラ監督が指揮したこの3年間について、どのようにお考えでしょうか?

アラバ 成功の時だったと思う。毎年チーム力が向上し、とてつもない発展を遂げることができた。それが僕の考えだよ。

――バイエルンはプレシーズンにアメリカ遠征へ出かけます。かなり長距離の移動となります。

アラバ 特別なイベントだね。僕たちバイエルンは外国にも多くのファンを抱えている。このクラブは世界でもベストのクラブの1つだからね。個人的にもアメリカは好きなところだし、新シーズンの準備を外国で過ごすというのはクールなものだと思っているよ。

――指揮官もアンチェロッティ監督に変わりますね。

アラバ 彼はとりわけ成功に満ち溢れた監督だ。誰もが偉大な指揮官だと口をそろえる。具体的に何が変わっていくのかはまだ僕も分からないけど、これまでに築いてきたものを発展させ、タイトルを獲得していきたいね。