(1)香川、100試合目に劇的同点弾

ドルトムントの香川真司はホームで行われたブレーメン戦の74分、ブンデスリーガ100試合目の出場を果たした。しかしその直後、ブレーメンに逆転ゴールを奪われ、1点を追う展開に。それでも77分、左サイドのシュメルツァーからのセンタリングに合わせ、香川が同点ゴールを叩き込んだ。さらにトーマス・トゥヘル監督の采配が的中し、5分後には同じく途中出場のラモスが勝ち越し弾。香川は記念すべき100試合目を勝利で飾った。

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香川で9人目、ブンデスリーガ100試合出場の日本人選手

(2)アフリカ出身、ベストプレーヤー

そのブレーメン戦で先制点を挙げたのはピエールエメリック・オバメヤンだった。ガボン出身の同選手はこれで今季23得点目。セネガル出身のパピス・シセ(現ニューカッスル/イングランド)が2011/12シーズン、フライブルクでマークした22得点を超え、アフリカ出身選手のシーズン最多得点を記録。得点ランキングトップのロベルト・レバンドフスキ(バイエルン・ミュンヘン)との差は2得点に縮まっている。

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(3)リベリ、オーバーヘッド弾

バイエルン・ミュンヘンはフランク・リベリのスーパーゴールが決勝点となり、長谷部誠のアイントラハト・フランクフルトに勝利した。この試合がブンデスリーガ201試合目となったリベリは20分、マリオ・ゲッツェのシュートの跳ね返りを華麗なオーバーヘッドで決めた。今季はけがで欠場が多かった同選手にとって、これが2016年の初ゴールとなった。また、バイエルンのGKマヌエル・ノイアーはこの試合も相手にゴールを許さず、ブンデスリーガでの無失点試合の数を150に伸ばした。これは、オリーバー・カーン氏(204試合)、オリバー・レック氏(176回)に次ぐ、歴代3位の記録となっている。

(4)11試合で10敗目

清武弘嗣、酒井宏樹、山口蛍の所属するハノーファーは本拠地で酒井高徳の所属するハンブルガーSVに完敗した。3月29日の日本代表戦で負傷した山口以外の日本人3選手が先発に名を連ねたこの試合、序盤から優勢に試合を進めたのはハノーファーだった。しかし、ゴールネットを揺らすには至らず、後半に先制点を許してから、14分の間に0-3とされた。翌日、ハノーファーはトーマス・シャーフ監督の解任を発表。同氏は後半戦からチームを率いたが、11試合で1勝10敗の成績だった。

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シャーフ監督、解任

 

(5)チーム62%の得点

ダルムシュタットに得点が入ったと聞いた瞬間、思い浮かぶのはこの名前、サンドロ・ワーグナーだ。ミュンヘン生まれの28歳、194cmの長身FWは、後半戦のチーム13得点のうち8ゴールを挙げている。今節、まだ1勝しかしていないホームにシュトゥットガルトを迎え、ワーグナーが26分に先制した。この勢いのまま試合は運ばれるかと思ったが、前半ロスタイムに2得点を献上。それでも後半の立ち上がりに追いついて2-2で引き分けた。白星は逃したが、残留を目指すチームにとって貴重な勝ち点1を確保している。

(6)マインツ、EL出場圏内の6位に

マインツはクリスティアン・クレメンスとパブロ・デブラシスの各2得点で、アウクスブルク戦を4-2で制した。これで今季13勝目。第28節終了時点の成績としては、2010/11シーズン(14勝)に次ぐ2番目の好成績だ。これで欧州リーグ(EL)出場権を獲得できる6位に浮上。5位レーバークーゼン、4位メンヘングラートバッハ(ボルシアMG)との勝ち点差はわずか1となっている。

(7)インゴルシュタット、最多スコア差勝利

今季、念願のブンデスリーガ昇格を果たしたインゴルシュタットは、本拠地のシャルケ戦を3-0で快勝。チームにとってブンデスリーガで最多スコア差の歴史的大勝利となった。インゴルシュタットは現在9位で、降格圏の16位との勝ち点差は9に広がっている。フル出場したMFパスカル・グロースは、「信じられない試合で、信じられない結果だった」と喜びのコメント。「いまだに状況をよく理解できていない。このチームに4年もいるけど、自分たちはいつも、これほど高スコアで勝つことはないからね」と続けた。確かに、これまでのチーム最多スコア差の勝利も3点差で、ブンデスリーガ2部時代のアーレン戦(2014年9月12日)の4-1だった。

(8)ハーン、理想的な復帰

ボルシアMGのアンドレ・ハーンは、第10節でシャルケ選手からのファウルにより負傷し、長期離脱を強いられた。前節、奇しくもシャルケ戦で途中出場から約5カ月ぶりに復帰を果たすと、今節ヘルタ・ベルリン戦では先発に名を連ねた。1点のリードで迎えた後半、ジョンソンからのパスをペナルティーエリア内でコントロールし、ハーンがゴール左隅に沈めた。この後、ボルシアMGは3点を追加して5-0で大勝。順位を4位に挙げ、3位ヘルタと勝ち点3差に詰め寄っている。

 

(9)半年ぶりに降格圏脱出

ブンデスリーガ史上最年少のユリアン・ナーゲルスマン監督は、ホッフェンハイムを約半年ぶりに降格圏から脱出させた。ホームのケルン戦で1点のビハインドで90分を迎えたが、ロスタイムにドイツ代表のケビン・フォラントが劇的同点弾を決め、引き分けに持ち込んだ。勝ち点1を獲得し、残留争いをする他チームの結果により、16位から14位へ上昇している。

(10)残留争い

ここで残留争いをおさらいしよう。最下位ハノーファーと17位フランクフルトの順位は変わらず。ブンデスリーガ2部との入れ替え戦に回る16位に順位を下げたアウクスブルクとフランクフルトの勝ち点は27で、両者は得失点差となっている。15位ブレーメンと14位ダルムシュタットの勝ち点は28で、その1点差でダルムシュタットが13位につけている。次節、ブレーメンとアウクスブルク、フランクフルトとホッフェンハイムの直接対決が予定されており、順位が大きく変動する可能性もある。

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