(1)香川、11試合ぶりのゴール

ドルトムントの香川真司がマインツ戦で勝利を決定づけるチーム2点目を決めた。後半戦に入り、メンバーから外れることもあった香川だが、2016年待望の初ゴールで結果を出した。しかしこの試合中、観客の二人が心筋梗塞で倒れ、一人が亡くなった。それを知った両チームのサポーターは途中からチャントなどを止め、静かに試合を見守った。香川によると、選手たちは何も知らなかったそうだが、スタジアムの雰囲気で何かが起こったことを察したという。試合後、サポーターと選手らが「You will never walk alone」を歌い、亡くなられた方へ哀悼の意を表した。

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(2)Mr.先制点

このドルトムント対マインツの試合、前半に先制点を決めたのはマーコ・ロイスだった。ロイスが今季先制点を挙げたのは6回目で、これはリーグトップ。全10得点のうち半数以上でチームにとって貴重なリードをもたらしている。2位ドルトムントは首位バイエルン・ミュンヘンとの勝ち点差5を保ち、逆転優勝を狙う。

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(3)原口がアシスト

3位ヘルタ・ベルリンと4位シャルケの上位対決は2-0でヘルタに軍配が上がった。原口はベダド・イビシェビッチの先制点をアシストし、勝利に貢献。今季2アシスト目をマークしている。シャルケはこれで5位に後退。4位にはメンヘングラートバッハ(ボルシアMG)が浮上し、3位ヘルタとの勝ち点差は3となっている。

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(4)ジョニーのために

ダルムシュタットが奇跡の昇格に至るまでの精神的支柱であったサポーターの一人、ヨナタン・ヘイメス氏(愛称ジョニー)が9日、12年の闘病生活の末にがんで亡くなった。26歳の若さだった。ダルムシュタットの選手たちは「ジョニーのために」と、チーム一丸となってアウクスブルク戦に臨んだ。12分に先制したダルムシュタットは、前半終了間際に追加点を挙げ、2点のリードを広げた。しかし、試合終了間際のPKで追いつかれ、2-2の引き分けに終わった。それでもダルムシュタットは貴重な勝ち点1を獲得。ジョニーもその勇姿を見守っていたことだろう。

(5)コバチ兄弟のデビュー戦

長谷部誠が所属するアイントラハト・フランクフルトは前節終了後、成績不振によりアーミン・フェー監督を解任した。その後任に、かつてレーバークーゼンやバイエルンに所属し、ブンデスリーガ241試合に出場した前クロアチア代表監督のニコ・コバチ氏が就任した。アシスタントコーチには同じくブンデスリーガでプレーした弟のロベルト・コバチ氏が就いた。初陣となった敵地でのボルシアMG戦、36分に長谷部のファウルから相手にFKを与えると、先制点を献上。さらに2失点を喫し、0-3の惨敗となった。

(6)ゴールラッシュ

マインツにまさかの敗戦、ドルトムントとの「デア・クラシカー」では0-0の引き分けに終わったバイエルンだが、今節ブレーメン戦では攻撃力が爆発した。ティアゴ・アルカンタラの2得点、トーマス・ミュラーの2得点、ロベルト・レバンドフスキのゴールで5-0の完勝。3試合ぶりの白星で、優勝へ向かって再びエンジンがかかっている。

(7)ゲッツェ復帰

バイエルンのMFマリオ・ゲッツェはこの試合で約5カ月ぶりの復帰を果たした。54分までのプレーで、2回の決定的なシュートを放ち、パスミスはたったの1回。ティアゴが先制点を決めた際にひじを打ってしまったようだが、幸いこのけがは大事に至らなかったようだ。

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(8)元チームメイトの複雑な胸中

ケルンのMFレオナルド・ビッテンクールトが昨季まで所属したハノーファーから2得点を奪い、チームに勝利を導いた。敗れたハノーファーはこれで3連敗。後半戦はここまで1勝8敗と、残留に向けて後がない状況だ。17位のホッフェンハイムは今節ウォルフスブルクに勝利したため、両者の勝ち点差は7に開いている。

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(9)3試合連続でオウンゴール

レーバークーゼンは酒井高徳が所属するハンブルガーSVのオウンゴールにより、1-0で勝利を収めた。レーバークーゼンは3試合連続で相手のオウンゴールにより加点。これまでの2試合は1分1敗となっていたが、今回はこの1点を守り切ることに成功した。ブンデスリーガで相手オウンゴールが3試合連続となったのは、14年ぶりとなっている。

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(10)次節が最終節だったら・・・

今季のブンデスリーガは残り8試合となり、残留争いは佳境を迎えている。次節を最終節と仮定した場合、降格の可能性があるのはハノーファー、ホッフェンハイム、フランクフルト、ブレーメン、ダルムシュタット、アウクスブルク。実際はあと8試合あるとはいえ、これらのチームは毎試合を最終節と思って戦う必要がある。