(1)清武FKから2発、ハノーファー9試合ぶり白星

あの男が帰ってきた。前節アウクスブルク戦の後半から10試合ぶりに出場した清武弘嗣は、今節シュトゥットガルト戦では先発に復帰。しかし、8連敗中のハノーファーとは対照的に、後半戦は4勝1分と絶好調のシュトゥットガルトにFKから先制を許してしまう。それでも、32分に清武のFKにキャプテンのクリスティアン・シュルツが頭で飛び込み、チーム5試合ぶりとなる得点で同点に追いつく。さらに83分にも清武のFKからシュルツが追加点を挙げ、勝ち越しに成功。9試合ぶりの勝利を手にした。

ハノーファーは最下位のままだが、エースが戻ってきたことにより、復調への第一歩となった。また、この試合では酒井宏樹、山口蛍も先発し、日本人3選手が同一チームにて初の先発を果たした。山口にとっては3試合目にして本職ボランチでの出場となり、先輩の清武は試合後、そのパフォーマンスを称賛している。

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清武がMOMに選出

(2)ドルトムント、ラスト10分の逆襲劇

トーマス・トゥヘル監督と史上最年少監督のユリアン・ナーゲルスマン監督の師弟対決にも注目が集まったドルトムントホッフェンハイム、先制したのは“弟”のナーゲルスマン監督率いるホッフェンハイムだった。25分、この日26歳の誕生日を迎えたゼバスティアン・ルディの押し込んだシュートがGKビュルキの股を抜けてゴールイン。しかし、ルディは後半立ち上がりに一発退場となり、ホッフェンハイムは数的不利に。守りを固めて1点を守りきる作戦に出たが、うまくいったのは80分まで。ミキタリヤンの同点弾を皮切りに、ラモス、オバメヤンが一気に3得点を奪って、初対決は“師”であるトゥヘル監督に軍配が上がった。

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(3)原口ヘルタ、後半戦初勝利で3位キープ

今季前半戦から好調だったヘルタ・ベルリンだが、2016年に入ってから4分1敗と勝利から遠ざかっていた。しかし、今節アウェーでケルンを1-0で下し、後半戦初白星を挙げた。得意の左サイドハーフで先発した原口元気は、2回の決定機を惜しくも決め切ることはできながったが、決勝点の起点となり勝利に貢献している。また、この試合は初日に開催されたのだが、パル・ダールダイ体制下でヘルタは金曜日の試合で6戦無敗。どうやらチームにとって縁起の良い曜日のようだ。

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(4)長谷部、シャルケ戦での競り合い勝率トップ

長谷部誠の所属するアイントラハト・フランクフルトは本拠地で内田篤人の所属するシャルケとスコアレスドローに終わった。フル出場した長谷部は、1対1の競り合いの勝率が74%で、同試合でトップだった。しかし、チームは5試合勝利がなく、降格圏と紙一重の15位のままとなっている。

(5)レバンドフスキ、“たったの”1ゴール

前半戦のバイエルン・ミュンヘンウォルフスブルクでは、FWロベルト・レバンドフスキが途中出場から9分間で5ゴールを決めるという歴史的な記録をつくったのだが、今回、同選手は1得点にとどまった。それでも、バイエルンは2-0の完封勝利で、着実に優勝へと歩を進めている。

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(6)アラバ、史上2番目の若さで100勝達成

バイエルンのDFダビド・アラバが23歳248日でブンデスリーガ100勝目を達成した。同記録の史上最年少はチームメイトのマリオ・ゲッツェで23歳80日。トップ10には他にもバイエルンの選手が数多くランクインしている。

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(7)武藤の相棒マリが2得点

武藤嘉紀がけがで離脱中のマインツはホームで強豪レーバークーゼンに3-1で快勝した。ユヌス・マリは742分間ノーゴールに終わっていたが、この試合では見事なループシュートで先制点を決めると、チーム3点目となる追加点も挙げ、今季のゴールを10に伸ばした。

(8)ハイペースな得点王争い

バイエルンのレバンドフスキが今季ゴール数を23に伸ばすと、ドルトムントのピエールエメリック・オバメヤンも1点を追加し、レバンドフスキの後ろを1点差でぴったりマークしている。ブンデスリーガの歴史で、第23節終了時点に2人の選手が22得点以上を挙げたのは初めてのこと。両者は第25節(3月5日)、「デア・クラシカー」で直接対決する。

(9)100本目のシュート

酒井高徳が所属するハンブルガーSVのFWヨジップ・ドリミッチがブンデスリーガ75試合目の出場で、100本目のシュートを放ち、25得点目を挙げた。つまり、ドリミッチのゴール確率はシュート4本で1回。今回はハンブルク移籍後初ゴールとなったが、チームは後半にインゴルシュタットに追いつかれ、引き分けに終わっている。

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(10)クールに決まった

ダルムシュタットのFWサンドロ・ワーグナーは後半戦に入ってからゴールを量産している。今節ブレーメン戦ではPKのキッカーを務め、相手GKの逆を突くシュートで同点に追いついた。結果は2-2で勝ち点を分けたのだが、ワーグナーは「クールに決まったでしょ?」と試合後にコメント。後半戦6試合で5得点を決めており、昇格年で残留を目指すチームにとって心強い存在だ。