(1)香川、6回目のシャルケ戦で3得点目

ブンデスリーガ87回目のドルトムントシャルケのルールダービーは、ホームのドルトムントが3-2で制した。先制したのは、“シャルケ・キラー”の香川真司。30分にギンターからのクロスを本人も「意外」と話すほど“珍しい”ヘッドで決めた。香川はドルトムント1シーズン目のシャルケとの初対戦(2010/11シーズン、第4節)で、いきなり2得点(先制点と2点目)を挙げ、チームはアウェーながら3-1で勝利。これにより、香川はドルトムントサポーターから愛される存在となった。シャルケ戦では5年ぶりのゴールとなったが、香川がブンデスリーガのクラブで3得点目を奪ったのは、シャルケが初めてだ。

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(2)武藤、今節も全得点に絡む活躍

前節、ブンデスリーガで初ハットトリックを成し遂げ、当サイトドイツ語版のMVP投票では第3位に輝いたマインツの武藤嘉紀。今節はホームに上位ウォルフスブルクを迎えたが、13分にユリアン・ドラクスラーが一発退場となり、早い時間帯から数的優位に立った。すると31分、武藤が敵陣から送ったパスを味方がつなげ、先制点が生まれる。さらに75分には武藤のラストパスからマリがゴールを決めて2-0で完封勝利を収めた。武藤はここまで6ゴール2アシストとなっている。

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(3)ヘルタ原口、初アシスト

ヘルタ・ベルリンの原口元気がブンデスリーガ初アシストをマークした。清武弘嗣と酒井宏樹が所属するハノーファーとの日本人対決、原口は33分に左サイドからボールをゴール前へ送り、これをサロモン・カルーが決めて先制点をお膳立て。さらにカルーが2得点を追加し、アウェーのヘルタが3-1で快勝した。ヘルタの選手がハットトリックを達成したのは、約5年半ぶり。負傷のためターバンを頭に巻いてプレーしているカルーは「このターバンがどうやら僕に幸運をもたらしてくれているみたいだ」と話している。試合後には、これにあやかったチームメートがターバンを着けた姿をお披露目している。

(4)ハンブルク酒井、今季初先発

ハンブルガーSVの酒井高徳が第12節で初めてスターティングメンバーに名を連ねた。酒井は今夏、シュトゥットガルトから移籍。初公式戦となったドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)1回戦では先発を飾るも、チームは4部のイエナに敗戦。それ以来、酒井はレギュラーの座から遠のいていた。チームは今節、前半でダルムシュタットに先制したが、後半開始直後に追いつかれて1-1の引き分けに終わっている。酒井は右SBでフル出場した。

(5)もう一つのダービー

大迫勇也と長澤和輝が所属するケルンは、アウェーでレーバークーゼンとのルールダービーに挑んだ。この試合でケルンのヒーローとなったのはドミニク・マロー。CBの同選手は先制点と勝ち越しゴールを奪い、自身ブンデスリーガ初の1試合2得点をマークしただけでなく、1シーズンの得点記録も更新した。

(6)バイエルン、前半だけで23本

今季のバイエルン・ミュンヘンは毎試合のように新記録をつくっている。今節はホームでシュトゥットガルトを4-0で圧倒。前半だけで相手GKに23本のシュートを浴びせた。これは1992年のデータ調査開始以来の最多記録となる。

(7)退場者

メンヘングラードバッハ(ボルシアMG)のグラニト・チャカはインゴルシュタット戦でブンデスリーガ4回目の1試合イエローカード2枚による退場となった。これはボルシアMGの選手としては最多記録。また、今節はキリアコス・パパドプロス(レーバークーゼン)も警告2回で、ドラクスラー(ウォルフスブルク)はレッドカードで退場しており、今季最多の退場者を出している。

(8)名監督に並んだ新米監督

ボルシアMGのアンドレ・シューベルト監督は就任以来、ブンデスリーガで初の引き分けを味わった。監督交代後の第6節から続いたチームの連勝は6でストップ。それでも同クラブで監督就任から7試合無敗は、名監督、故ウド・ラテック氏が40年前につくった記録と並ぶ。

 

(9)もう250試合目

ホッフェンハイムと言えば、まだまだ新参者としての印象が強いという方も多いと思うが、2015年11月7日のアイントラハト・フランクフルト戦でブンデスリーガ250試合目を数えた。2008/09シーズンに昇格してから8シーズン目を迎え、これまでの成績は79勝71分100敗。今季は成績不振によりシーズン途中に監督交代を行った。“残留請負人”フープ・ステフェンス監督の2試合目となったこの試合では、相手に攻められ続けるもGKオリバー・バウマンが9本のシュートをセーブし、スコアレスドローで勝ち点1を得ている。

(10)得点王争い、シーズンレコードに迫る2人

ドルトムントのピエールエメリック・オバメヤンとバイエルンのロベルト・レバンドフスキは仲良く1得点を決め、今季14得点目。ドルトムントの選手では第12節終了時点でこれほどゴールを量産したのは、1980/81シーズンのマンフレート・ブルクスミュラー氏以来。しかし、バイエルンの先輩では、先日70歳の誕生日を迎えたゲルト・ミュラー氏が、1976年に15得点、1972年に16得点、1968年に17得点と上を行っている。それでも、2人の現役ストライカーがこのままのペースでいけば、ミュラー氏の1シーズン40得点(1971/72シーズン)の大記録を塗り替える可能性もあるかもしれない。