ELラウンド32第1戦、シャルケは敵地PAOK戦に完勝
2月16日、欧州リーグ(EL)決勝トーナメント1回戦1stレグが開催され、内田篤人が所属するシャルケは敵地でPAOK(ギリシャ)と対戦し、3ー0で勝利した。内田はベンチ外となっている。
PAOK 0ー3 シャルケ
アウェーながら多数のシャルケファンがスタジアムに駆けつけたこの試合、最初のチャンスを掴んだのはPAOKだった。
5分、左サイドをミスタキディスが突破し低めのセンタリングを入れると、スタンブリの足に当たってコースが変わり、フリーでファーサイドに走り込むマトスがダイレクトシュート。しかし狙いすまして蹴ったはずのボールは右ポストを直撃し、シャルケは幸運にも失点をまぬがれた。
シャルケも17分、正面のやや遠い位置からゴレツカがグラウンダーの強烈なシュートを放ち、続く18分にもマイヤーの縦パスを受けたブルクスタラーが左からゴールを狙ったが、いずれも枠を捉えることはできなかった。
しかし27分、左サイドでFKを獲得すると、シェプフがゴール前に送ったところをナルドがヘディングシュート。GKがなんとか弾くも、最後はブルクスタラーが左足で押し込み、アウェーのシャルケが先制点を奪う。
後半に入ると両者ともにパスの精度が落ち、また前線の動きも乏しいため、なかなかボールを前線に運ぶことができない。
75分、シャルケは高い位置で奪い、マイヤーが左に開くコラジナッチへ展開。早めに放り込んだクロスに対しファーサイドでケーラーが飛び込んだが、伸ばした足をボールに当てることはできなかった。
疲れの見えてきたPAOKに対し、ようやくシャルケが決定機をものにする。82分、右サイドを上がってきたヘーベデスがセンタリングを入れると、ゴール前のマイヤーが頭で合わせ、リードを2点に広げた。
【得点】
さらに終了間際の90分、マイヤーが蹴った左FKに対し、GKがパンチングでクリア。しかしこれがフンテラーの足下に転がり、ダイレクトでネットへ。負傷で長期離脱していたフンテラーの約4カ月ぶり公式戦ゴールがさらなるダメ押し点となった。
なお、シャルケホームでの第2戦は2月22日に行われる。
PAOK:なし
シャルケ:ブルクスタラー(27分)、マイヤー(82分)、フンテラー(90分)
【ラインナップ】
PAOK(4ー2ー3ー1)
グリコス;クレスポ、マレザス、バレラ、レオバツ;シャコフ、シミロット;マトス、ビセスバル(77分 エンリケ)、ミスタキディス(55分 カンポス);アタナシアディス(85分 ワルダ)
シャルケ(3ー1ー4ー2)
フェアマン;ヘーベデス、ナルド、ナスタシッチ;スタンブリ;シェプフ(46分 ケーラー)、ゴレツカ、マイヤー、コラジナッチ;ブルクスタラー(84分 フンテラー)、カリジュリ(79分 コノプリャンカ)