負傷者続出のドルトムントはスポルティング戦を乗り切れるのか - © © DFL DEUTSCHE FUSSBALL LIGA / Alexander Scheuber
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若手中心でCLに臨むドルトムント

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意志あるところに道は開ける

10月18日、ドルトムントが欧州チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第3戦でスポルティング(ポルトガル)と敵地で対戦する。グループステージの行方を占う大事な一戦を前に負傷者が続出して戦力のやり繰りに苦しんでいるが、ドルトムントはそうした災いを福に転じさせることができるチームだ。トーマス・トゥヘル監督は、10月14日のヘルタ・ベルリン戦で平均年齢がクラブ史上最も若い11人をピッチに送り出したが、まだ経験の浅い選手たちは闘争心とモラル、意志を前面に押し出して指揮官の起用に応えた。

1-1の引き分けに終わった試合後、浮かない顔でスタジアムを後にしたキャプテンのマーセル・シュメルツァーはその2日後、内転筋を痛めて約2週間の離脱と診断された。マーコ・ロイスからゴンザロ・カストロまで、負傷者リストはさらに長くなり、ピッチに立つ11人の顔ぶれはさらに若返ることになる。だが、ヘルタ戦を見る限り、チームの強さが著しく損なわれることはないだろう。

28歳のシュメルツァーが最年長だったヘルタ戦、先発メンバーの平均年齢は22.9歳だった。107年ものクラブの歴史の中でこれほど若いチームで試合を戦ったのはわずか2度しかない。フェリックス・パスラックとクリスチャン・プリシッチが18歳、エムレ・モルが19歳、ブンデスリーガデビューを飾ったミケル・メリーノが20歳……。ユリアン・ワイグル(21歳)やマティアス・ギンター(22歳)も彼らとほとんど変わらない若さであり、後半に投入されたウスマン・デンベレもまだ19歳だ。

- © DFL DEUTSCHE FUSSBALL LIGA / Alexander Scheuber