Summary

  • CL準決勝でバイエルンとレアル・マドリードが対戦
  • 両チームの対戦は欧州カップ戦最多の通算23回目
  • バイエルン対レアル・マドリードの過去の名勝負を振り返る

バイエルン・ミュンヘンは4月12日、レアル・マドリード(スペイン)との欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝ファーストレグに挑む。今回で23回目となる対戦を前に、両チームの過去の名勝負を振り返る。

2011/12シーズン 準決勝
バイエルン・ミュンヘン 3ー3(3PK1) レアル・マドリード

ミュンヘンで行われたファーストレグだけでも十分に劇的な展開だった。試合はフランク・リベリとメスト・エジルがそれぞれゴールを挙げて1ー1。この時点でアウェーのレアルは引き分けで試合を終わらせようとしていたはずだ。しかし90分、フィリップ・ラームのクロスをマリオ・ゴメスが押し込んでバイエルンが勝ち越しに成功。土壇場のゴールで勝利をもぎ取った。

迎えたセカンドレグでは、クリスティアーノ・ロナウドが序盤に2ゴールを奪い、2試合合計でレアルがリード。しかし、元レアルのアリエン・ロッベンがゴールを挙げて古巣のサポーターにその実力を見せつける。その後は両チームともに相手を突き放すことができず、トータルスコア3ー3のままPK戦に突入。ここで本領を発揮したのがマヌエル・ノイアーだった。バイエルンの守護神はロナウドとカカーのPKを見事にストップ。最後はユース育ちのバスティアン・シュバインシュタイガーがゴールネットを揺らし、アリアンツ・アレーナで行われるファイナルへ駒を進めた。レアルでPKを成功させたのは現バイエルン所属のシャビ・アロンソだけだった。

2006/07シーズン ベスト16
バイエルン・ミュンヘン 4ー4 レアル・マドリード
※アウェーゴールの差でバイエルンが勝利

サッカーの試合は最後まで分からない。バイエルンが終了間際の貴重なゴールでその定説を証明した。サンティアゴ・ベルナベウでのファーストレグでは、のちにシャルケでもプレーしたラウールの2得点と元ハンブルガーSVのルート・ファン・ニステルローイの得点でレアルが優位に立つが、バイエルンもルッシオが1点を返すと、88分に主将のマルク・ファンボメルが得点を挙げて2つのアウェーゴールを奪うことに成功する。

ホームでのセカンドレグでは、今なお大会最速記録となっているロイ・マカーイの開始10.2秒のゴールでバイエルンが先制。さらにルッシオがまたしてもゴールを挙げ、トータルスコア3ー2でリードした。レアルもファン・ニステルローイが83分に1点を返すが、反撃はここまで。残りの時間を守りきったバイエルンがアウェーゴールの差で準々決勝に駒を進めた。

2000/01シーズン 準決勝
バイエルン・ミュンヘン 3ー1 レアル・マドリード

前シーズンの準決勝でレアルに敗れ、二度と失望を味わいたくないという強い決意でこの試合に臨んだバイエルンは、ブラジル人FWジオバネ・エウベルの1点とオリバー・カーンの好セーブでアウェーでのファーストレグを1ー0でモノにする。

ホームで迎えたセカンドレグでは再びエウベルがゴール。レアルもルイス・フィーゴの得点で1点を返すが、最後はイェンス・イェレミースが勝負を決める追加点を挙げた。オットマー・ヒッツフェルトに率いられたバイエルンはこの年、ミラノでの決勝でバレンシアを下してビッグイヤーを掲げている。

1999/2000シーズン 2次グループリーグ
レアル・マドリード 2ー4 バイエルン・ミュンヘン
バイエルン・ミュンヘン 4ー1 レアル・マドリード

ヒッツフェルト率いるバイエルンは2次グループリーグの2試合でレアルよりも優れたチームであることを示した。最初の試合ではメーメット・ショル、シュテファン・エッフェンベルク、トルステン・フリンクスのゴールで3ー1とリード。その後ラウールに決められて1点差に詰め寄られたが、最後はパウロ・セルジオが加点して4ー2の勝利を収めた。

さらにミュンヘンで行われた2戦目ではショルとエウベルの得点、さらには途中出場のアレクサンダー・ツィックラーの2得点で4ー1の圧勝。ただし、準決勝でのレアルと再戦では2試合合計2ー3で敗北。このシーズンで最後に笑ったのはレアルのほうだった。

1975/76シーズン 準決勝
バイエルン・ミュンヘン 3ー1 レアル・マドリード

大会2連覇中のバイエルンと通算6度の優勝を誇るレアルの一戦は、フランツ・ベッケンバウアー、ウリ・ヘーネス、カールハインツ・ルンメニゲ、ゲルト・ミュラーらを擁したバイエルンが2試合合計3ー1で勝利した。この対戦ではミュラーがチームの全3ゴールを叩き出す大活躍。“爆撃機”の活躍で決勝に進出したバイエルンが、ASサンテティエンヌを下して3連覇を果たした。