今季限りで引退を表明しているドルトムントのMFが5月19日、記者会見でその胸の内を語った。

残すところ2試合となった。ブンデスリーガ313試合出場を経て、23日にホームスタジアムであるジクナル・イドゥナ・パークでは現役最後となる選手入場を行う。そして、このブレーメン戦の後にはドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)決勝というハイライトも待っている。ケールは「いつも高いレベルを目指してやってきた。ベルリンでのDFB杯決勝、そこで優勝カップを手にできるかもしれないなんて、これ以上のシナリオはないよ」と決戦戦を心待ちにしている。

今季の前半戦を振り返り、「引退を決めた時には、こんなシーズンになるとは思ってもみなかった。あの時は “本当に引退したいのか” と自問したよ」と、チームの不調が引退の決断を揺るがしたとも話した。その後復調を遂げたチームは、DFB杯決勝進出に加え、リーグ戦でも最終節の結果によっては欧州リーグの出場権獲得の可能性も残すところまで追い上げている。ケールはこれでようやく「(引退は)最適のタイミングだ」と確信することができたという。

13年半過ごしたドルトムントで3回(2002、2010、2011年)のリーグ制覇を果たした。その中でも、主将としてチームに2冠をもたらした2011/12年シーズンは 「キャリアの中で最高に輝いた時だったね」と、当時の喜びをよみがえらせた。 引退後の身の振り方については「まずはこれまでの生活リズムから離れ、それに慣れること。今までは全てが計画に沿ったものだったからね。新しい冒険のようで楽しみだよ」と顔をほころばせた。少し時間をおいてから、子どもたちと一緒にアメリカを旅する。その後、遅くとも2016年からは新しいキャリアをスタートさせるが、多くの選択肢の中には、クラブへ戻る可能性も含まれている。

ブンデスリーガでは最後の舞台となるブレーメン戦に向けて「長年やって来たけれど最後の選手入場まであと数日しかないとなると、やっぱり感情的になってしまうよ」と心情を明かした。