Road to Berlin

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5月6日に行われる欧州チャンピオンズリーグ(CL)準決勝第1戦で

バイエルン・ミュンヘン

は敵地に乗り込み、バルセロナ(スペイン)との“FCB対決”に挑む。

<キープレイヤー、マルティネスの復帰>

負傷者が続出するバイエルンに一筋の光明が差し込んだのは、5月2日に行われたブンデスリーガ第31節。昨年8月のドイツ・スーパーカップでひざの前十字じん帯断裂という大けがを負い、長期離脱を強いられていたハビエル・マルティネスが、同節レーバークーゼン戦で262日ぶりにカムバックを果たした。 62分間のブンデスリーガ今季デビュー戦を無事に終えた同選手は「ひざに異常はなかった。水も溜まっていない」と安堵の表情を浮かべながら話し、「まだトップコンディションではないけれど、懸命にトレーニングを積んでいるおかげで、自分の速さと力強さも戻ってきている。次の試合でもチームを助けられる準備はできているよ。熱いハートで戦わなければ」とバルセロナ戦に向けて闘志を燃やしていた。 また、レーバークーゼン戦でマルティネスは65%の1対1勝率を記録しているが、6日の勝敗を分けるポイントについて同選手はこう語っている。 「1対1は本当に重要だ。なぜなら彼らは世界で最も優れたFW陣だからね。2シーズン前、バイエルンは第1戦を4-0、第2戦を3-0でバルセロナに勝利したけれど、その時の僕らは1対1の場面で常に勝っていた」

<エースFWレバンドフスキ出場か>

4月28日のDFB杯準決勝で

香川真司

が所属する

ドルトムント

と対戦した際に、ロベルト・レバンドフスキが鼻骨と上顎を骨折する大けがを負った。 しかし4日、同選手は顔にマスクを装着し練習参加。チームメートのジェローム・ボアテングも「彼は元気だよ。モチベーションも高い。水曜の試合で活躍してくれることを願っている」と話したように、試合に出場する公算は高い。 今シーズンCLで5得点を記録し、チームをけん引してきたエースだけに、同選手の存在は勝敗を大きく左右することになりそうだ。

<焦点はただ1つ、CLの制覇>

DFB杯に敗れたことで、最大の目標としていた3冠の夢はついえてしまった。 しかしバルセロナと違い、すでに国内リーグ優勝を決めているバイエルンは、先述のレーバークーゼン戦でトーマス・ミュラー、フアン・ベルナート、シャビ・アロンソ、ボアテングら主力を温存したように、CLに全精力を注ぐことができる状態にある。 ジョゼップ・グアルディオラ監督の古巣に引導を渡すべく、同監督以下バイエルンの面々は、6日の大一番に向け臨戦態勢を整えている。