<辞任発表の影響は? ドルトムント対パーダーボルン>

4月18日のブンデスリーガ第29節2日目で、が所属するドルトムントは、ブンデスリーガ残留が懸かるパーダーボルンを本拠に迎える。

リーグ前半戦の対戦ではドルトムントが前半を2-0とリードして折り返すも、今季クラブ史上初のブンデスリーガを戦うパーダーボルンに2点を返され、痛恨の引き分けに終わってしまった。またその試合でMFロイスがMFバカローツから足首にタックルを受け、戦線離脱を余儀なくされるなど遺恨も残っている。

さらにこの試合を語る上で避けて通れないのは、15日に発表された「クロップ監督が今季限りで辞任」という衝撃的なニュースだ。現在の主力の多くは同監督に見出され、タイトルを獲得し、キャリアの最盛期を迎えてきた。前節7試合ぶりの勝利を飾った相手に対し、ドルトムントは5カ月ぶりの連敗を喫するなど、チーム状況は異なっているが、恩師とともに戦える期間も残りわずか1カ月強と分かった今、過去のデータは関係ない。同クラブ歴代最高の指揮官にふさわしい花道を用意するため、選手たちの士気が極限まで高まることは必至だ。


<第29節初日 強豪を迎えるフランクフルト>

ブンデスリーガ第29節は4月17日、とが所属するアイントラハト・フランクフルトメンヘングラートバッハ(ボルシアMG)の一戦で幕を開ける。

現在ホーム8試合連続で負けがなく、またクラブのブンデスリーガ史でボルシアMGに最も多くの勝利(32勝)を挙げているフランクフルト。しかしブンデスリーガ得点王レースの首位に立つエースFWマイヤーが、ひざの手術により今シーズン中の復帰が絶望的になるなど、不穏な空気も漂っている。ブンデスリーガに活躍の場を移して以降、ホームでのボルシアMG戦4試合負けなしというジンクスを持つ長谷部が試合の鍵を握るか。

対する3位のボルシアMGは現在リーグ8戦連続で無敗をキープしており、全18クラブの中で最も敗戦から遠ざかっている。そして攻撃の要MFラファエルも直近5試合で6得点を決め、前節はドルトムントとの“ボルシア・ダービー”に3-1で内容結果ともに完勝するなど波に乗っている。また「今シーズン、ゴールを決めればチームが勝つ」というジンクスを持つMFヘアマンには特に注意したいところだ。


<熱戦確実! 北部ダービー>

ドルトムント対シャルケのルール・ダービー、ケルン対ボルシアMGのライン・ダービーなど数多くの熱戦がドイツに存在しているが、最多の試合開催数を誇るのが、ブレーメンハンブルガーSVの北部ダービーだ。

今回で102回目の対戦となる両クラブだが、そのチーム状況は対照的。今回ホームを担当するブレーメンは前半戦こそ16位でフィニッシュしたが、後半戦の開幕ダッシュに成功し現在は9位にまで浮上。残留をほぼ決定させている。

しかしハンブルクは前半戦の不調からさらに落ち込み、前節はついに最下位に転落。また15日には新たにラバディア監督を招聘したが、同監督は今シーズンすでにハンブルク4人目の指揮官であるだけでなく、そもそも2009/10シーズンに1度同クラブの指揮を執り、1年未満で解雇された人物であるなど、チーム内部が混乱している様子はこちらにも伝わってくる。

同カードはこれまで数々の名試合を生んできた、ドイツで最も伝統のある一戦。現時点での順位に関係なく、お互いのプライドを懸けた好勝負を期待したいところだが・・・。