〈ドイツ版クラシコを制するのは?〉

ドルトムントは、悪夢のような前半戦(4勝10敗4分の17位)から復調をとげ、現在7戦負け無し(5勝2分)香川の調子も上向きで、前節は待望の今季2得点目を挙げた。その香川自身、バイエルン戦での勝率が5戦4勝と極めて高いことも、追い風となるか?

バイエルン・ミュンヘンは、今季も危なげなく首位を独走しているが、前節はメンヘングラートバッハに−0−2と完封負けを喫した。腹筋を痛めているロッベンに加え、DFアラバがオーストリア代表でのテストマッチで負傷。7週間の欠場を強いられることとなった。一方、3月中旬から欠場が続いていたリベリは、ドルトムント戦で復帰する可能性がある。

2つのクラブの対戦は、ドイツ版「クラシコ」として注目を集めている。ドルトムントは、ユルゲン・クロップ監督の下2010/11、2011/12シーズンでリーグ2連覇を果たし、バイエルンのライバルにのし上がったが、その後2シーズン準優勝に甘んじている。今季は優勝を争う一戦ではないが、ドルトムントがホームで見せる意地に注目したい。

ドイツ版クラシコ:徹底比較へ

〈“ サッカーの神様“ マイヤー〉

長谷部誠乾貴士が所属するアイントラハト・フランクフルトは、清武弘嗣酒井宏樹が所属するハノーファーと対戦。日本人対決はもちろんのこと、フランクフルトのファンから「サッカーの神様」と呼ばれているFWアレクサンダー・マイヤーのゴールにも注目だ。

32歳のベテランは、現在19得点で得点王争いのトップ。バイエルンのロッベンが17点まで詰め寄っていたが、前節の負傷で数週間の欠場を強いられている。マイヤーとしては、今の内に得点を重ね、2位以下を突き放しておきたいところだ。

フランクフルトから得点王が生まれれば、1992/93、1993/94シーズンのアンソニー・イェボア以来、21年ぶりとなる。ファンの期待を背負うマイヤーは先日行われた練習試合でも3得点し、存在感を示した。

〈日本代表が再び合流、残り8試合に勢い 〉

9人の日本代表選手たちがハリルホジッチ体制のスタートを連勝で飾り、ブンデスリーガへ戻って来る。

初陣のチュニジア戦(2−0)では、長谷部誠(アイントラハト・フランクフルト)、清武弘嗣、酒井宏樹(ともにハノーファー)の3人が先発し、 香川真司(ドルトムント)、岡崎慎司(マインツ)、内田篤人(シャルケ)が途中出場。岡崎は先制弾を決め、香川は2点目に絡む活躍を見せた。

続くウズベキスタン戦(5−1)には、香川真司(ドルトムント)、内田篤人(シャルケ)、乾貴士(アイントラハト・フランクフルト)、岡崎慎司(マインツ)、酒井高徳(シュトゥットガルト)の5選手が先発し、大迫(ケルン)が途中出場。岡崎が2試合連続ゴールを決め、大迫は1アシストを挙げた。

各選手はこの勢いをブンデスリーガ終盤戦に繋げたいところだ。ここからの残り8試合は、残留やチャンピオンズリーグ、欧州リーグ出場枠などそれぞれの目標に向かい、タフな戦いとなるだろう。