とが所属するハノーファーは3月27日、 3部のロートワイス・エアフルトとの強化試合を3-0で勝利した。清武と酒井、ツィーラー(ドイツ代表GK)ら6人が代表戦により不在ではあったが、公式戦10試合勝利のない同チームにとってこの白星はプラスに働くのだろうか?

10試合未勝利、後半戦で大失速

ハノーファーは清武の2得点1アシストの大活躍で第9節から第11節で3連勝すると、一時は順位を4位まで上げた。その後は調子を落とすも来季の欧州リーグ出場権を狙える8位で前半戦を折り返している。しかし、後半戦が幕を開けるとまさかの大失速。6試合を終えて3敗3分で順位を二桁に落とすと、第24節から3連敗を喫して降格圏内と勝ち点2差の14位でリーグ中断期間に突入した。

強豪相手に健闘も

第24節(3月7日)はバイエルン・ミュンヘンを本拠地に迎え、25分に清武がGKノイアーから先制点を奪ったときには、HDIアレーナのサポーターたちには希望が見えたはずだ。しかし、それもわずか3分で王者に試合を振り出しに戻されると、結局1-3で敗れた。前節のドルトムント戦では、先制されながらも前半を1-1で終えたが、退場者が出たことも影響し、に同点弾を許して2-3で惜敗。清武は2点目をお膳立てしたが、チームを勝利にまでは導けなかった。

監督交代なし、主将は来季ボルシアMGへ

この試合後にはタイフン・コルクト監督の去就が取り沙汰されたが、翌日(22日)にクラブはコルクト監督への信頼から続投を発表した。しかし、25日には主将で今季6得点を挙げているMFラース・シュティンドルが来季からメンヘングラートバッハ(ボルシアMG)へ移籍することが明らかになった。つまり、ハノーファーは残留争いで勝ち残ったとしても、5シーズン在籍したチームの大黒柱を失うことが決定している。

「できる限り早く結果を出す」

コルクト監督は第25節のボルシアMG戦を前に「第一に必要なのはできる限り早く結果を出すこと。1勝することによって、その後の試合もうまくいくことがサッカーではよくある。我々は昨シーズンにもそれを経験している」と話していた。実際、その後も結果を出すことはできなかったが、格下相手とはいえ強化試合で久々に勝利を手にしたことはチームに自信を取り戻させるきっかけとなるだろう。リーグ再開は4月4日、ハノーファーはアウェーでとを擁するアイントラハト・フランクフルトと対戦する。コルクト監督の言う通り、まずは早い段階で「一勝」を手に入れて悪い流れを払拭したい。