後半戦の順位表「4位」

ドルトムントが、めきめきと順位を上げている。降格圏内の17位で終わった悪夢のような前半戦から一転、後半戦だけの順位表では4位、全体の順位も10位(勝ち点33)と、上昇を続けている。エースのピエールエメリック・オバメヤンは前節ハノーファー戦の後「6位とはわずかな勝ち点差になってきた。欧州リーグを目指していければ」と話している。一方、クロップ監督は「また降格圏内に落ちていくことは、絶対にあってはならない。統計的に1部残留が確定するまでは、欧州リーグについて語ることは許されない」と慎重だ。


復調の鍵

ドルトムント復調の鍵となった3試合を振り返ってみよう。

〈第18節 対レーバークーゼン〉
後半戦の初戦、17位だったドルトムントが、3位に位置していたレーバークーゼンと対戦した。結果は0−0と引き分けたが試合後、クロップ監督は「後半戦巻き返しのための、非常にいいスタートを切ることができた。安定感があり、速い切り替えが見られた」と話し、表情からは、本来のサッカーが戻って来たという手応えが見受けられた。

〈第23節 対シャルケ〉
が所属するシャルケとの伝統のダービーに、終盤の連続得点で3−0と快勝。これで、無失点で試合を終えたのは後半戦で3試合目。前半戦(2試合)を早々と上回った。「自分たちの問題は、自信を失ったということだった。自分たちが本当はどれだけ良いプレーができるかということを、今は全員が自覚できる。」と話したDFマッツ・フメルスの言葉からも、どれだけこの勝利が大きな意味を持つか、伝わってくる。


〈第26節 対ハノーファー〉
第24節ハンブルガーSV戦(0−0)、第25節ケルン戦(0−0)を経て、チャンピオンズリーグ、ユベントス戦(0−3)から中2日で行われたハノーファー戦で3−2と勝利。史上5クラブ目となる、ブンデスリーガで700勝を達成した。

フル出場した香川は、ブンデスリーガ1229分ぶりの得点に加え、芸術的なアシストもあり、勝利に貢献。久しぶりのゴールにも浮かれることなく「この次が何より大事になってくる。これを続けていけるように」と話している。

香川自身の出来はチームの調子を象徴するかのようだ。今季初めに古巣に復帰したが、第14節以降は出番も減っていた。第20節以降は全ての試合に先発し、調子を上げてきたところでの得点に、喜びを爆発させていた。


ブンデスリーガ、残りは8試合

代表週間の中断後には、ホームでのバイエルン・ミュンヘン戦が控えている。バイエルンは首位独走を続けているものの、前節メンヘングラートバッハに0−2で今季2敗目を喫している。本来なら優勝を争うべき2チームの対戦。自信を取り戻したドルトムントがどう挑むのか、目が離せない。ブンデスリーガ終盤の残り8試合、ドルトムントのリベンジは続く。