86回目のルールダービーに臨む内田(左)と香川(右)のスタッツを紹介する
86回目のルールダービーに臨む内田(左)と香川(右)のスタッツを紹介する

香川と内田の徹底比較

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ドイツ中が注目するルールダービー、ドルトムントシャルケが今週末の2月28日に開催される。負傷のため前節のブレーメン戦を欠場したの様子は気がかりだが、第22節シュトゥットガルト戦で2得点に絡んだの出場はほぼ確実だろう。本項では86回目の熱戦を前に、「ダービー」と「ダービー以外」に分け、2選手のスタッツを紹介している。そしてわずかではあるが、そこには差異が見受けられた。

まずは自身初のルールダービーで2得点を奪い、一気にドルトムントサポーターの心をつかんだ香川。プレー時間209分に対してシュート数は8本と、攻撃的ポジションの選手としては好成績だ。また元々ミスパスは少ないが、ダービーになるとその確率もさらに減少している。他ではダービーになると90分あたりの走行距離が約700m伸びている点、そして同様にスプリント数が約10回増えている点もプラス評価。しかし「自らドリブルを仕掛けた1対1の勝率」は、ダービー以外が40%であるのに対し、ダービーになると約11%まで低下している。

対して、ここまで3勝3敗1分とダービーの酸いも甘いも知っている内田。SBながら7試合で2アシストを記録しているのは上出来と言っていいだろう。ただしダービーになると「ミスパス率」「1対1勝率」「自らドリブルで仕掛けた1対1勝率」では数字が悪化。「90分あたりの走行距離」や「同スプリント数」などに大きな変化は見られなかった。