1月30日にウォルフスブルク対バイエルン・ミュンヘンで幕を開けたブンデスリーガ後半戦も第18節から第20節までを消化。ブレーメンのように順位を8つ上げたクラブがある一方で、昇格組パーダーボルンのように5つ順位を下げたチームもあり、明暗がくっきりと分かれる形となった。本項では日本人選手所属8クラブの、再開後3試合における出来・不出来について検証していく。

シャルケ

再開後の3試合で2勝0敗1分。また直近5試合でも3勝0敗2分と、昨年末からの良い流れは継続中で、今シーズン初めて3位に浮上した。また第20節のメンヘングラートバッハ(ボルシアMG)戦ではボール保持率が35%だったが、結果は1−0で勝利。指揮官がロベルト・ディ・マッテオ監督に替わって以降、魅力という点では減少したかもしれないが、効率の良さは確実にアップしている。

ドルトムント

17位で前半戦を終えたドルトムントは、第18節で引き分け最下位に転落。第19節でもホームで負け、ファンの怒りもついに頂点へ達した。しかし残留争いのライバル、フライブルクと戦った第20節では敵地で3−0の快勝。7試合ぶりに先発を飾った香川真司も今季初のアシストを記録している。まだ16位であるため油断は禁物だが、これが降格圏脱出のきっかけとなるか。

フランクフルト

0勝1敗2分で、第17節から順位が9位のまま動かなかったフランクフルト。前半戦も含めると6戦未勝利となっており、2013年秋以来の苦境に陥っている。しかし彼らの粘り強さは本物だ。第20節のアウクスブルク戦は0−2から2−2とし、2点のビハインドを背負いながらも追いついたのは、これで今季3度目。この勝ち点1が後々大きな意味を持つようになるかもしれない。

ケルン

大迫勇也と長澤和輝にとっては、あまり出番が与えられず苦しいスタートとなったが、クラブとすれば上々の滑り出しだろう。ハンブルクにアウェーで2−0と勝利し、その後2試合は引き分け。なによりも守備力が高く、この3試合で喫した失点は、全18クラブ中唯一の0だった。

マインツ

今シーズン初の大量5得点を決め初戦に快勝したマインツは、続くハノーファー戦でも敵地で貴重な勝点1を得た。しかし第20節では監督が交代したばかりのヘルタ・ベルリンに0−2と完敗。入れ替え戦に臨まなければならない16位との勝ち点差も4となり、残留争いに巻き込まれそうな気配は依然として漂っている。エースストライカー岡崎慎司が6試合連続で無得点なのも気がかり。

ヘルタ

連敗という最悪のスタートを切ったヘルタは、ついにヨス・ルフカイ監督を更迭。同クラブ歴代最多出場記録を持ち、2012年に現役を引退したパル・ダールダイ氏を暫定監督に据え再起を図った。すると第20節のマインツ戦ではアウェーで勝ち点3を奪取。この試合、ルフカイ体制下で不動の地位を築いていた細貝は途中出場となり、原口には出番がなかったが、全選手が横一線でのスタートなだけに今後の2人の奮起に期待したい。

ハノーファー

欧州ヨーロッパリーグ(EL)出場を狙える8位で前半戦を終えたハノーファーだが、下位クラブが勝ち点を積み重ねる中で0勝2敗1分と低迷。今やEL出場権を得られる6位との勝ち点差よりも、入れ替え戦にまわる16位との差のほうが近くなってしまった。

シュトゥットガルト

0勝1敗2分だったシュトゥットガルトはついに今季6度目の最下位転落となり、1つのシーズン内で最下位へ留まった回数を更新。また4試合連続無得点、第20節終了時での20得点なども、それぞれ最低記録を更新中だ。ただし、この3試合のうちボルシアMGやバイエルン・ミュンヘンなど強豪との試合が多かったことも事実。

※第17節から第20節までの順位変動表は以下の通り。