ユーザーの方々の疑問に記事内で答えていく「ブンデスリーガQ&A」、第2回のテーマは、ダービー戦についてです。

「ダービー」とは

ダービーとは、同じ地域、地方に本拠を構え、ライバル関係にある2クラブによる対決のことを指します。クラブにとってもファンにとっても、ダービーは象徴的で大きな意味を持つ戦いです。地理的に近距離に位置するため、仕事場や近所の店、街なかでの買い物など、ファン同士の対峙は避けられない場合がほとんどです。ライバルチームのファンから挑発を受けることは日常茶飯事。時には最終的なシーズンの順位よりもダービー戦での勝利のほうが重要視されることもあるほどです。たとえ相手チームが残留争いの渦中にあろうと、優勝争いをしようと関係ありません。勝った負けただけでなく、名誉とライバルを倒せるかがかかっています。ブンデスリーガでのダービー戦の雰囲気は、常に印象的なものになり、時として忘れられない瞬間を刻み込むのです。

「ダービー」という言葉の由来

「ダービー」という言葉は、イングランドのダービーシャー州近隣の住民によって行われていた中世のスポーツイベントが起源となっています。このイベントでは、ボールでそれぞれ約3マイル離れたところにある相手の石臼に触れるという競技が実施されていました。現在ではもう行われていませんが、「ダービー」という言葉だけは何世紀もの時代を超えて伝えられました。

ドイツの伝統ダービー

ドイツサッカーには、それぞれが独特な特性と歴史を持つ多くの伝統的なダービーが存在します。そのうち最も人気のあるライバル戦をいくつか紹介します。

ルールダービー

最も熱いダービーが、香川真司と丸岡満が所属するドルトムントと内田篤人のシャルケによるルールダービーです。ドイツ国内での人気はもちろんのこと、世界のサッカーファンにとっても、ブンデスリーガを代表するライバル関係として有名です。

ラインダービー

ライン地方のクラブは多数存在し、ケルン、デュッセルドルフ、レーバークーゼン、メンヘングラートバッハはかなり近距離に位置しています。その中でも人気のカードはケルン対メンヘングラートバッハの一戦です。

フランケンダービー

フランケン地方に居を構えるニュルンベルクとフュルトは、車で約20分、わずか14kmの距離にあります。このダービーはドイツでも最も伝統的で、20世紀にはすでに始まっていました。

北部ダービー

ブレーメンとハンブルガーSVは、ともにドイツ北部に位置するライバル同士です。122kmの距離があり、直接的なダービーではないものの、1927年以降、両チームのファンは「どちらが北部ナンバーワンか?」との問いを投げかけてきました。

ミュンヘンダービー

ドイツでも数少ない、同じ街の2クラブによるダービーの一つがバイエルン・ミュンヘンと1860ミュンヘンによるミュンヘンダービーです。しかしブンデスリーガ常連のバイエルンに対し、1860はブンデスリーガ2部以下に所属することが多いため、めったに実現しないカードとなっています。

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