長い冬季中断期間を終え、いよいよブンデスリーガが再開される。本項では1月30日から2月1日にかけて行われる第18節の注目点について触れていきたい。


<再開初戦:ウォルフスブルク対バイエルン>

リーグ後半戦はウォルフスブルクバイエルン・ミュンヘンの対戦により、その火ぶたが切られる。

第17節終了時における無失点試合数及び最少失点数の新記録を樹立し、首位を快走するバイエルン。しかし本拠で9勝0敗2分と無類の強さを誇り、現在2位につけるウォルフスブルクが相手だけに、決して楽な試合運びとはならないだろう。また同節の全試合開始前に黙祷が行われるように、交通事故により弱冠20歳でこの世を去ってしまったチームメート故ジュニオール・マランダのため、緑のユニフォームを身にまとった面々は、並々ならぬ闘志を抱きながら試合に臨んでくるはず。2009年4月以来となる同対戦カード勝利を目指し、“傷心の狼”がホームに王者を迎える。


<目玉となる新加入選手>

香川真司丸岡満が所属するドルトムントに加入したスロベニア代表MFケビン・カンプル、そして内田篤人が所属するシャルケに買い取りオプション付きの期限付き移籍で加わったセルビア代表DFマティヤ・ナスタシッチ。今冬ブンデスリーガに活躍の場を移した目玉選手と言えば、やはりこの2選手だろう。

カンプルはスロベニア人の両親の下、ドイツ西部の町ゾーリンゲン出身。育成年代ではレーバークーゼンの下部組織に属し、フュルト 、オスナブリュック、アーレンなど2部リーグに移籍して実戦経験を積んだ後、オーストリアの強豪ザルツブルクに引き抜かれた。生まれからドイツ語圏に住んでいるため、言葉の問題が全くないのも大きい。練習試合でロイスと良いコンビネーションを見せ得点を決めるなど、早くもチームになじんでいる。

一方のナスタシッチは、「ネマニャ・ビディッチの後継者」と呼ばれるほど才能にあふれたCB。17歳で祖国セルビアの名門パルチザン・ベオグラードとプロ契約すると、18歳でフィオレンティーナ(イタリア)に、19歳でマンチェスター・シティ(イングランド)に移籍を果たすなど、着実にステップアップしてきた。しかしマンチェスターではレギュラーを確保するまでに至らず出場機会を求めてシャルケに半年間の期限付きで加入。指揮官の期待は大きい。

なお、2人についてはMFカンプルとDFナスタシッチについて知っておきたい5つの事柄で詳しく紹介されている。


<得点王レースのゆくえ>

現在得点ランキングでトップの5名は以下の通り。

1位:アレクサンダー・マイヤー(フランクフルト)…13点
2位:アリエン・ロッベン(バイエルン)…10点
3位:マキシム・チュポモティング(シャルケ)…9点
4位:岡崎慎司(マインツ)…8点
4位:カリム・ベララビ(レーバークーゼン)…8点

彼らの多くは、第18節で対戦する相手に対し、前半戦でも結果を残している。(第1節と第18節の対戦相手は同じ)

・マイヤー…0得点0アシスト(対フライブルク)
・ロッベン…1得点1アシスト(対ウォルフスブルク)
・チュポモティング…0得点1アシスト(対ハノーファー)
・岡崎…1得点0アシスト(対パーダーボルン)
・べララビ…1得点1アシスト(対ドルトムント)

マイヤーがやや独走状態に入りつつある得点王レース。彼に肉薄する選手は、果たして第18節で現れるのだろうか?