今季の主な出来事を振り返る

2010/11、2011/12シーズンにリーグ連覇を果たし、過去2シーズンはバイエルン・ミュンヘンに次いで2位の成績を収めたドルトムント。今季も優勝争いに加わるものだと思われていたが、前半戦は上位争いに食い込むどころか降格圏内に沈んでしまった。今季のドルトムントの印象的な出来事を時系列で振り返る。

バイエルンに移籍した昨季得点王のロベルト・レバンドフスキの穴を埋めるべく、イタリア代表で昨季セリエAの得点王チーロ・インモービレをトリノFC(イタリア)から獲得したことを発表。また、ヘルタ・ベルリンからアドリアン・ラモスを獲得して前線を補強した。

マッツ・フメルス、エリック・ドゥルム、ケビン・グロースクロイツ、ローマン・バイデンフェラーがドイツ代表として出場した2014FIFAワールドカップで優勝。アルゼンチンとの決勝戦ではドルトムントのユース出身で2012/13シーズンまでドルトムントに所属したマリオ・ゲッツェ(現バイエルン)が決勝ゴールを挙げた。

7月17日 ドイツ代表ギンター加入

ワールドカップ優勝メンバーのDFマティアス・ギンターがフライブルクから加入。守備の強化が図られた。

スーパーカップでバイエルンを2-0で退け、2年連続5回目の優勝を果たした。今季初タイトルを獲得し、最高のシーズン滑り出しのように思われた。

8月23日 黒星スタート

第1節でレーバークーゼンと対戦し、試合開始9秒にカリム・ベララビにゴールを奪われる(ブンデスリーガ史上最速ゴール)。終了間際にも追加点を許して黒星発進となった。

“失われた息子” が3年ぶりに帰還。復帰戦となった第3節のフライブルク戦(9月13日)で早速ゴールを挙げて勝利(3-1)に貢献し、ドルトムント中が歓喜に湧いた。この時点では2勝1敗でリーグ4位。

9月16日 CL好発進

欧州チャンピオンズリーグ(CL)のグループリーグ(GL)初戦でアーセナル(イングランド)にインモービレとピエールエメリック・オバメヤンの得点で勝利した。

第6節、宿敵シャルケとのルールダービーに敗れて12位に転落。ユルゲン・クロップ監督は試合後、「少し時間はかかるかもしれないが、必ず良くなるはずだ」と話していた。

10月1日、22日 CLでは絶好調

GL第2節でアンデルレヒト(ベルギー)に3-0で快勝。第3節のガラタサライ(トルコ)戦では4-0で圧勝し、グループDの首位をがっちりキープ。

10月28日 DFB杯2回戦突破

ドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)の2回戦でザンクト・パウリに3-0で勝利を収めて3回戦へ駒を進めた。

ハンブルガーSVケルンハノーファー、バイエルンに敗れ、9月のシャルケ戦から5連敗。ついに降格圏内の17位に転落した。

11月4、9日 復調の兆し

CL、GLの第4節でガラタサライを4-1で下して、ラウンド16進出が決定。ブンデスリーガ第11節では今季ここまで無敗だったメンヘングラートバッハに1-0で勝利した。

第12節のパーダーボルン戦でMFマーコ・ロイスが右足首外側じん帯を負傷し、年内復帰は絶望的となった。ロイスのけがは5カ月間で4度目。このような状況でもクロップ監督はユーモアを失わず、CL、GL第5節のアーセナル戦の前日会見で「私にとってはこの試合はちょっとした休暇のような感じだよ(笑)」と話していたが、0-2で敗れてCL初黒星を喫した。

第13節、アイントラハト・フランクフルトに0-2で敗れて、最下位に陥落。「ファンには辛い思いをさせてしまっている。信用を取り戻すためにやらなければいけないことは分かっている」とクロップ監督。スポーツディレクターのミヒャエル・ツォルク氏は、「ウィンターブレークまでにできる限り多くの勝ち点を手にして、残留争いから脱出したい」と話した。

12月5日 降格圏内から脱出

第14節 ホッフェンハイム戦でイルカイ・ギュンドアンの先制点を守り抜いて3試合ぶりの白星。降格圏内から脱出した。この試合からクロップ監督はGKをバイデンフェラーからミッチェル・ランゲラクに変えた。

12月9日 CL首位通過

CL、GL最終節はアンデルレヒトと引き分けたが、グループ首位で通過。15日に組み合わせ抽選会が行われ、決勝トーナメント1回戦でユベントス(イタリア)との対戦が決まった。

ヘルタ、ウォルフスブルクブレーメンとの3連戦で獲得した勝ち点はわずか1。17位で前半戦を折り返した。

オーストリアのザルツブルクから、スロベニア代表MFケビン・カンプルを獲得したことを発表。ツォルク氏は、「これまで長い間カンプルを観察してきたが、攻撃的MFとして様々なポジションで起用できる選手だ。彼のプレースタイルはわれわれが要求するものに合致している」と期待を寄せている。