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今夏、大迫(右)が1860ミュンヘンからケルンへ移籍。チームメートの長澤(左)とともに、戦いの舞台を2部から1部へ移した(©imago)
今夏、大迫(右)が1860ミュンヘンからケルンへ移籍。チームメートの長澤(左)とともに、戦いの舞台を2部から1部へ移した(©imago)

鉄壁の守備、課題は攻撃力

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前半戦総括(ケルン)

とが所属するケルンは前半戦を5勝8敗4分の11位で折り返した。3年シーズンぶりに戻って来たブンデスリーガの舞台。本拠地ラインエネルギー・シュターディオンではキックオフの笛がかき消されるほど迫力ある応援歌が鳴り響き、選手を後押ししている。しかし、ホームでの勝利は1試合のみとケルンサポーターにとってはややフラストレーションの溜まる前半戦となった。

残留して1部定着へ

昇格組として、今季目標の一つは残留であろう。ペーター・シュテーガー監督は2部時代から守備的でカウンター攻撃を得意とするチームづくりをしており、現在も継続中。固い守りと素早いカウンターは今季も定評を得ている。ただし、守備に比重を置くあまりに攻撃のパンチに欠けることは否めない。今夏は、昨季公式戦30試合で15得点のジモン・ツォラーをカイザースラウテルンから、リーグ戦15試合で6得点の大迫を1860ミュンヘンから補強。しかし、両FWはここまで各1ゴールしか挙げておらず、チームの得点源はシャルケ戦で先制点を挙げて勝利に貢献したFWアンソニー・ウジャー(6得点)となっている。今のところ降格圏内に順位を下げてはいないが、最下位のフライブルクとの勝ち点差はわずか4。残留、あるいは1部定着に向けて気の抜けない戦いが続く。

ホーム戦が課題

第15節ではシャルケを2-1で下した。試合後にロベルト・ディ・マッテオ監督が「アウェー戦に強いケルンと戦うのは厳しくなることは分かっていた」と弁明したように、ケルンは敵地で力を発揮する。今季5勝のうち4試合がアウェーでの勝利。しかし裏を返せば、ホーム戦にはめっきり弱いということだ。前半戦唯一のホームでの勝ち星は第8節のドルトムント戦で、一度は同点に追いつかれるも途中出場の大迫のアシストから逆転して2-1で振り切った。

長所と短所

カウンターからシュートまで打たれる回数がリーグ最少の11回。また相手に与えたビックチャンスの数はわずか7回と鉄壁の守備を誇る。ファウルはバイエルンの173回に次いで194回の少なさで、フェアプレー精神も忘れない。しかし、相手の攻撃の芽を摘むことに集中し、自分たちの攻撃はなかなか仕掛けられないでいる。シュート数はリーグ最少の158回。また、ボール保持率はヘルタに次いでワースト2位の44.2%となっている。

大迫と長澤の奮起に期待

大迫は開幕戦から先発に名を連ねると、第2節のシュトゥットガルト戦ではブンデスリーガ初ゴールを挙げてチームの初白星に貢献。その後も第7節までは5試合で先発出場を果たしたが、目立った活躍ができずにそれ以降は控えに甘んじるようになった。3度のベンチ外という悔しさも味わっている。4試合ぶりに出場した前半戦最終節のウォルフスブルク戦は83分からの途中出場。試合終了後、「ここから(後半戦の開始まで)もう一度自分のプレーをみんなに分かってもらうのは大事だし、やっぱりボールの近くでプレーして、そこで人との違いを出していければ。それを意識してやっていきたいなと思います」と話している。長澤にとってはけがに泣かされた前半戦となった。7月の強化試合で左ひざ内側側副じん帯を損傷し、長期離脱。今季は第7節のフランクフルト戦で9分のみのプレーに留まっている。「大きなケガやそこからのリハビリも初めてですし、ブンデスリーガ1部も初めて。いろいろな初めての経験をしっかり吸収して次につなげていきたいと思います。まだ前半戦が終わっただけなので、後半に向けていい準備をしたい」と前を向く。

今後の予定

ケルンは2015年1月5日に始動し、8日からはアメリカのオーランドで合宿をスタートさせる。15日には2012年のFIFAクラブワールドカップを制したコリンチャンス、17日にはフルミネンセ(ともにブラジル)との強化試合を行う。後半戦は31日、“得意”のアウェーでハンブルクとの戦いからスタートする。

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