マインツ岡崎、得点王にも期待

今シーズン、マインツは欧州リーグ(EL)3次予選敗退、DFB杯では1回戦で3部ケムニッツに敗れ去る最悪のスタートを切った。しかしそんなチームとは対照的に、FWはシーズン始めからゴールを生み出した。

今季初ゴールはEL3次予選第1戦アステラス・トリポリス(ギリシャ)戦。シーズン初公式戦のこの一戦で、決勝点となった先制点を決めた。さらにDFB杯でも得点したが、2度の決定機に外し、チームは敗戦。本人は自らの課題を挙げ、反省が口をついて出た。しかしリーグ戦では2季連続となる開幕弾。そして第3節ヘルタ・ベルリン戦ではFWでフル出場し、36分にゴールを決めると約30年間奥寺康彦氏が記録保持していた歴代日本人選手通算得点記録単独トップに立った。この試合では後半ロスタイムにも得点を挙げ、記録更新も果たした。

第4節ドルトムント戦では、古巣に復帰したとの「シンジ対決」を自らのゴールで制し、翌第5節アイントラハト・フランクフルト戦でも決めて3試合連続ゴール。そして第10節ではブレーメンに逆転負けを喫したものの、岡崎は5試合ぶりの得点で今季通算ゴール数を6に伸ばした。

「1試合1試合、自分が決めるか決めないかで結果が変わってくるという心境でやっている」という言葉どおり、今季の岡崎はエースの自覚とともにより成長を遂げている。第11節終了時点では得点王ランクトップタイにつける。

チームはリーグ開幕前のつまずきから巻き返しに成功。若手が多く、主力の負傷離脱などもあり不安定な要素も持ち合わせるが、クラブ史上初の開幕8戦無敗記録を樹立するなど、周囲の評価は上昇している。昨季の自己ベスト15得点を上回るペースで得点している岡崎が、その原動力であることは間違いない。シーズンはまだ1/3が過ぎようとしているところ。チームを背負ってピッチに立つエースストライカーは、このまま得点ランクトップにとどまれるか。「クオリティーをもっと上げて、もっともっと点を取りたい」と話す岡崎の挑戦は、まだまだ続いていく。