第9節、ボルシアMG対バイエルン

ブンデスリーガ第9節の10月26日、メンヘングラートバッハ(ボルシアMG)とバイエルン・ミュンヘンが93回目の対戦を迎える。

両クラブは1960年代後半から70年代にかけて、覇権を争うライバル関係にあった。バイエルンが1968/69シーズンにブンデスリーガで初優勝を果たすと、翌シーズンはボルシアMGが初の栄冠に輝き、さらにブンデスリーガ史上初の連覇を成し遂げる。1971/72シーズンからはフランツ・ベッケンバウアーやゲルト・ミュラーを擁するバイエルンが3連覇を達成。次の3年は後に両クラブの監督に就くユップ・ハインケスの活躍などで、ボルシアMGが3年連続でマイスターシャーレ(優勝皿)を掲げた。その後は強豪クラブとして君臨するバイエルンを尻目に、ボルシアMGは2度の降格を経験するなど低迷してしまう。

しかし、今季のボルシアMGは第8節を終えて無敗と好調を維持、第8節終了時点での順位はバイエルンに次いで2位。両チームが首位と2位として戦うのは約40年ぶりのことで、ドイツ国内でも“伝統の一戦”の復活に注目が集まっている。

2011/12シーズンからボルシアMGを率いるルシアン・ファーブレ監督は戦術家として名高く、対戦チームを緻密に分析し、相手に合わせて先発選手を入れ替える。最終ラインを押し上げてコンパクトな布陣を形成することで、今季の失点数はわずか4。今季公式戦は14戦負けておらず、これが「チームの自信につながっている」とMFアンドレ・ハーンは話す。

王者バイエルンは今シーズンも安定した戦いで、6勝2分で首位をキープ。前節はブレーメンに6-0、10月21日の欧州チャンピオンズリーグではASローマに7-1と大勝が続いている。リーグで6ゴールをマークしているMFマリオ・ゲッツェは「得点ランキングのトップに立っていることはうれしいけど、まだシーズンの序盤。重要なのはチームが勝って、勝ち点を稼ぐことだ」と気を抜いている様子はない。ジョゼップ・グアルディオラ監督は定例会見で「ボルシアMGは非常に組織的なプレーをしている。現在は特に攻撃的MFが危険だ」とコメントしている。

過去の対戦ではバイエルンの45勝20敗27分。2強と呼ばれた時代からは大きく突き放されてしまったが、現在のボルシアMGであれば、王者に一矢報いることも不可能ではないだろう。

スコア速報(日本時間27日1時30分開始)