シャルケのケラー監督インタビュー

きょうから始まるブンデスリーガ第3節、ブンデスリーガ2部第5節を皮切りに、今後3週間は「イングリッシュ・ウィーク」となる。このウィークデーにも試合が開催される日程では、特に欧州チャンピオンズリーグ(CL)や欧州リーグ(EL)に出場するトップクラブにとって厳しい3週間となる。内田篤人が所属するシャルケにとっても同様だ。過密日程突入を前に、イェンズ・ケラー監督が選手と監への負担、けが人の多いチーム状況やこの期間の練習について語った。


――bundesliga.de ケラー監督、3週間で5試合(リーグ戦とCL)という厳しい日程が待ち受けていますが、選手にとっては肉体的にも精神的にも非常に大きな負担がかかります。監督としてはそのような期間をどのように克服するのでしょうか。

ケラー監督 監督にとってはどちらにしてもいつも負担は大きいですよ(笑)。肉体的負担はもちろん選手より軽いですが、精神的な負担は本当にものすごく大きいですね。2、3日以内に新たな課題や新たな対戦相手に照準を合わせて準備しなくてはならない。実践すべきことについての話し合いや戦術的な指示を繰り返し行います。このプロセスにはエネルギーがものすごく必要なんです。毎試合後は自らピッチに立っていたかのように本当に疲弊しきっています。少しずつ少しずつ、緊張がほぐれていくんです。それでも2、3日後にはもう次の試合があるということは常に頭のどこかにありますね。

――bundesliga.de この期間にほどよい練習を見つけるのは難しいですか?

ケラー監督 イングリッシュ・ウィークの間はほとんどリカバリートレーニングしかやりません。3日ごとに試合をしなくてはならないなら、練習ではどちらかと言うと次の相手に対する戦術的なことを話します。通常の土日の試合でのリズムのような集中的な練習は不可能ですから。

――bundesliga.de けがや代表戦のためにいつもだれかしら選手が欠けているというのは、状況をより難しくすることになりますか。

ケラー監督 まさにそれが大問題ですよ。前日の夜、「あすはどうやって練習させようか」と考えをめぐらせる。そして翌朝、練習場に18人ではなく13人しか選手がいない。そうなるとトレーニングプランを完全に変更しなければならない。選手が欠けることによって私の仕事がますます難しくなるのはロジカルなことでしょう。

――bundesliga.de 全体的に見ると、バイエルン、ドルトムント、シャルケといった、ここ何年も国際大会に出場し、さらに多くの代表選手を抱えるクラブに多くのけが人が出ています。

ケラー監督 それは間違いなく関係あるでしょうね。きょうクーバ(ドルトムントMFヤクブ・ブワシュチコフスキ)が昨季けがして治ったばかりの十字じん帯を再び痛めたとメディアで読みました。シャルケでも今多くの選手が昨季長期離脱を強いられたようななけががまだ完治していません。さらに多くのトップ選手はW杯出場のためにほとんど休暇がありませんでした肉体的、精神的な負担は大きいと思います。それでもこのすべては言い訳になりません。

――bundesliga.de そういった状況では選手に練習でブレーキをかけるよう注意したりするのですか?

ケラー監督 それはありません。チームは試合でプレーするようにトレーニングしなければならない。試合では100%出さなくてはならないのですから、70%や80%で練習していては足りません。もちろん負荷が大きくなり過ぎないように気をつけています。

――bundesliga.de 次の重要な試合としては、ドルトムント戦とCLチェルシー戦が待っています。ファンにとっては間違いなくドルトムント戦は大きな意味があるでしょうが、監督にとっては欧州でもトップクラブの一つであるチェルシーとの戦いのほうが楽しみなのでは?

ケラー監督 いいえ。ドルトムントとのダービーでの特別で独特な雰囲気を経験したことがあれば、この試合がほかとは比較できないことが分かります。シャルケ対ドルトムントはドイツにおけるダービーの中のダービーです。それ以上のものはありません。しかしチェルシー戦も特別です。我々は全員、とても楽しみにしていますよ。