ブンデスリーガでブームを巻き起こす日本人選手(2)

ブンデスリーガで近年、日本人選手のブームが起きている。現在のブンデスリーガでは7クラブで11人がプレーし、これはスイス、オーストリア、ブラジル人選手に次いで4番目の数字だ。ケルンで1977年夏、奥寺康彦氏がリーグ史上初の日本人選手としてデビューしたことは当時のドイツサッカー界に大きな衝撃を与えた。奥寺氏から香川真司まで、これまでドイツで活躍した日本人選手を振り返る。

「技術が高く完璧主義、規律正しい」

いつの間にか、多くのブンデスリーガのクラブが日本人選手を獲得するようになった。2010年、シャルケは内田篤人と契約。シュトゥットガルトは2011年冬に岡崎慎司、2012年冬に酒井高徳を獲得した。細貝萌は2011年冬からレーバークーゼンへ。2012年夏にはハノーファーに酒井宏樹、ニュルンベルクに清武弘嗣が加入した。

日本のエキスパートであるピエール・リトバルスキ氏は「彼らは非常に素早く、狭いスペースでプレーしとても高い技術を持っている」と、日本人選手が求められる理由について語っている。「さらにチームスピリットがあり完璧主義、熱心に練習し規律正しい」。ピッチ外でのスキャンダルとは無縁で、ブンデスリーガにもすぐに慣れ、先発に名を連ねる。

ブンデスリーガ2部からステップアップ

気づけばブンデスリーガ2部は日本人選手にとって、ステップアップを遂げるための場になりつつある。例えば、乾貴士はボーフムからアイントラハト・フランクフルトへ、大迫勇也は1860ミュンヘンからケルンへと個人昇格を果たした。チームとともにブンデスリーガへステップアップしたのが、昨季後半戦からケルンに加入しリーグ優勝に貢献した長澤和輝だ。

現在のブンデスリーガでは、岡崎慎司の活躍が傑出している。シュトゥットガルトでの苦しい時期を乗り越え、昨季マインツへ移籍し開花した。サイドハーフではなく本来の1トップというポジションを与えられ、水を得た魚のようにゴールを量産。昨シーズンは15得点を挙げ、ブンデスリーガにおける日本人選手1シーズン最多ゴールを達成した。今のところこの記録に迫ることができる唯一の存在は、マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)から今季古巣ドルトムントへ戻ってきた香川真司だろう。

ブンデスリーガでブームを巻き起こす日本人選手(1)
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