バイエルン加入の元スペイン代表MF

ブンデスリーガ移籍期限まで3日と迫った8月29日にバイエルン・ミュンヘンへの移籍が発表された元スペイン代表MFシャビ・アロンソ(レアル・マドリード/スペイン)。翌30日の第2節ですでにシャルケ戦のピッチに立った。チームとの練習機会もほとんどないまま先発したが、68分の交代時点でボールタッチ数84回、走行距離9.0km、パス成功率91%は、いずれもチームトップの数字。途中交代とはいえその存在感を見せつけることに成功した。1-1で引き分けた試合後、次のように振り返っている。

「ここ数日は非常にいろいろと集中的にあって、ハーフタイムでもう疲労していた。最初の20分間、我々はとてもいいプレーをした。本当はもっとゴールを決めるべきだったが、それができなかった。そして試合のゆくえは分からなくなり、シャルケはうち相手にいい戦いをして得点を挙げた」

先発入りは確信していなかったと言いながらも、監督に告げられたときも準備はできていたため驚きはなかったという。また、バイエルン入りを決めた理由として、プレースタイルが似ていると評されるペップ・グアルディオラ監督の存在を挙げる。「彼のことはもう長いこと知っているし、そのサッカー哲学が決め手となった」。

バイエルンの一員としてUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)優勝を遂げれば、史上2人目の3つの異なるチームでのCL制覇を経験した選手となる。実現するにはまだまだ数多くの試合をこなさなくてはならず、遠い道のりではあるが、「そうなればうれしい」と、目標の一つに掲げている。

バイエルンのマティアス・ザマー・スポーツディレクターは、アロンソ獲得に踏み切った理由を「彼なら(十字じん帯断裂で離脱した)マルティネスの穴を埋められる」と説明。即戦力として大きな期待がかかるが、プレッシャーをはねのけて活躍するために必要な実力、経験は十分すぎるほど兼ね備えている。