弱冠17歳ガウディーノ、ブンデスリーガにデビュー

バイエルン・ミュンヘンから新たなヤングスターが誕生しそうだ。8月22日に行われたブンデスリーガ2014/15シーズン開幕戦で、ジョゼップ・グアルディオラ監督は13日のドイツ・スーパーカップに引き続き、ジャンルカ・ガウディーノを先発に大抜てき。ダビド・アラバとともにボランチを務めた弱冠17歳の少年は、指揮官の期待に応える十分な働きを見せてくれた。

息子と同じく17歳でブンデスリーガデビューを果たした父親マウリツィオは、シュトゥットガルトなどでプレーし、ドイツ代表にも選出された元サッカー選手。しかしジャンルカは、遊び心のあるプレーで観衆を魅了した父親譲りのボールさばきを持つ一方で、ディシプリンとチームスピリットを最大の特長としている。

開幕戦でガウディーノが記録した走行距離は12.9kmで、これはブンデスリーガ第1節に出場した全選手中、最長となる。同選手は90分に交代でベンチに下がっているが、仮にロスタイムもピッチに立っていたのならば、おそらく13kmは走破していただろう。そしてパス成功率も97パーセントという驚異的な数値を記録し、こちらも第1節のナンバー1だった。

スポーツディレクターのマティアス・ザマー氏は「彼は本当にサッカーがうまい」と前置きしながらも、「彼の(ガウディーノという)名前は、いつもメリットがあるというわけではない」と話す。鮮烈なブンデスリーガデビューを飾りはしたが、元ドイツ代表の父親を持つというプレッシャーからはできるだけ遠ざけ、ゆっくりと今後の成長を見守っていく考えのようだ。

だが、「彼はしっかりと地に足をつけているよ」と評するグアルディオラ監督は、すでにガウディーノを戦力の1人として考えている。試合中に何度もコーチングをし、トレーニングでも自身の横に置いて様々なことを説明する指揮官の姿からは、彼が寄せる期待の大きさが感じられる。

とはいえ、ザマー氏が言うように、ガウディーノのプロキャリアはまだ始まったばかり。5年後、もしくは10年後、果たして彼は偉大な父親の背中を飛び越えているのだろうか。