元ドイツ代表マテウス氏、インタビュー

元ドイツ代表ローター・マテウス氏は8月19日、ブンデスリーガ公式サイトのインタビューに応じ、開幕を目前に控えた今シーズンの展望について言及した。

リーグ優勝候補、バイエルン

同氏は「今季リーグ優勝の最有力候補はやはりバイエルン」としながらも、同クラブの問題点も指摘する。13日のドイツ・スーパーカップでハビエル・マルティネスが左ひざ前十字じん帯断裂の重傷を負ったことについては「(クラブ全体が)とても動揺しているのではないだろうか」と話す。さらにマルティネスのけがだけではなく、選手のコンディションの問題もある。「バスティアン・シュバインシュタイガーやフランク・リベリ、そしてブラジルワールドカップに参加したその他の選手も100パーセントの状態ではない。つまりシーズン開幕時の彼らのモーターは、まだ故障中だということだ」と語り、バイエルンにとっての鍵は選手の体力回復と見ている。

先述のマルティネスのけがによる離脱はグアルディオラ監督にとって最大の誤算。しかしマテウス氏は残り約10日間となった移籍市場で同選手の代役を探すことは、それほど重要ではないと確信している。

「バイエルンは昨季3バックではなく、4−2−3−1システムで成功を勝ち取った。ベンチにだってさまざまなポジションのトッププレーヤーたちが控えている。だから移籍は必須ではないと思う。けが人やコンディションの問題を抱えていようとも、バイエルンが優勝候補であることに変わりはない。万全の準備をしているからね。ペペ・レイナの獲得が良い例。いつも先のことを考えている。ただ私は、できるだけ優勝争いがシーズン終盤までもつれ込めば面白いと思っているけどね」

ハンブルクとシュトゥットガルトは好調

昨季は良い成績を残せなかったハンブルクとシュトゥットガルトだが、マテウス氏は「この2つの伝統あるクラブは昨季ほど下位に留まることはない」と予想する。逆に「アウクスブルクとマインツはいくつか順位を落とすことになるのではないか」とし、「チームをいい状態を保つのは難しい。マインツのEL予選とDFB杯がその例」と指摘する。「どのクラブも少しでもスランプの時期があるとすぐに残留争いに巻き込まれることになる」と警告する。

ブンデスリーガ2部から昇格したケルンについては「個人的にはうれしい」と話し、「素晴らしいファンがいる伝統あるクラブで、降格するようなチームではない」としながらも「昇格したばかりのクラブにとってはブンデスリーガに残るのは難しいこと」とする。同じく今季昇格した パーダーボルンについては「まずブンデスリーガを楽しむことだ。運が良ければブンデスリーガ残留のチャンスがあるかもしれない」と厳しいコメントを残した。

今後のブンデスリーガについて

「海外でもすでに何年も前から、とても高いレベルのリーグと見られている。スポーツ面だけでなく、組織力やスタジアム、試合会場の雰囲気など周辺環境についても高い評価を得ている。ドイツ代表がW杯で優勝したおかげで欧州の中でもさらに立場が良くなっていくだろう」