ヒッツフェルト氏インタビュー

オットマー・ヒッツフェルト氏は監督としてブンデスリーガを7度制覇という輝かしい戦績を持ち、エキスパートとして常に意見を求められる存在だ。22日のブンデスリーガ2014/15シーズン開幕を前に、ヒッツフェルト氏がバイエルンと追随するクラブ、そしてドイツサッカーの発展について語った。

bundesliga.de: ヒッツフェルトさん、ドルトムントとバイエルンによるスーパーカップは今季ブンデスリーガのゆくえを示唆しましたか?

オットマー・ヒッツフェルト(以下ヒッツフェルト): スーパーカップはW杯出場選手にとってはまだ準備不足で臨んだため、どちらのチームもベストメンバーだったとは言えず分析は難しいですね。それでもドルトムントは最後はよりいい内容を見せてくれました。

bundesliga.de: それではドルトムントは今シーズン、再び優勝争いに絡んでくると?

ヒッツフェルト氏: どちらにしても、ドルトムントが今季また勝負を仕掛けてくるだろうということははっきりしました。ユルゲン・クロップ監督はロベルト・レバンドフスキの移籍にもかかわらず、チーロ・インモービレとアドリアン・ラモス、池東ウォン(チ・ドンウォン)の獲得によって、FWを1人か2人もしくは3人置けるという、システムの豊富なバリエーションを確実なものとしました。しかし大事なのは昨季よりもいいスタートを切ることです。あのような勝ち点差をつけられてバイエルンを追い越すことはできません。

bundesliga.de: しかしバイエルンではまだすべて順調とは言えない状態です。

ヒッツフェルト氏: そうですね。バイエルンはW杯に出場した選手全員が調子を取り戻しチームに馴染むまで、シーズン序盤は多少問題を抱えるかもしれませんね。ああいった長期間の大会後には、常にある程度の時間が必要となりますから。

bundesliga.de: ドルトムント、バイエルンを追うのはどのチームでしょうか。

ヒッツフェルト氏: シャルケ、レーバークーゼン、ウォルフスブルク、場合によってはメンヘングラートバッハですね。この4クラブは2強にとっての脅威になろうとするでしょう。シャルケは昨季後半戦、リーグ3番手のチームとして一歩一歩足場を固めていきました。レーバークーゼンもしかし、特に攻撃力が向上しています。

bundesliga.de: 昇格チームにはどの程度チャンスがありますか。

ヒッツフェルト氏: パーダーボルンのような失うものがないチームはブンデスリーガを面白くしてくれるでしょう。ケルンが再び昇格したことはとてもうれしいですね。いい監督が指揮を執る伝統あるクラブです。まずは残留が目標ですが、素晴らしいファンとともにリーグを楽しませてくれるでしょう。

bundesliga.de: ドイツのW杯優勝はブンデスリーガにとってどの程度後押しになりましたか?

ヒッツフェルト氏: ドイツサッカーは継続的に発展を続けていくと思います。スペインリーグがW杯前に先を行っていたとしても、少なくとも今の時点では追いついたと言えます。ブンデスリーガは世界的で、すべてのクラブがさらに前進するでしょう。

bundesliga.de: 今シーズン特に楽しみにしていることや選手は?

ヒッツフェルト氏: 各チームがどのように成長していくのか、非常に興味がありますね。W杯では多くのチームが戦術的な面で、例えば組織されたプレッシングなどで似たようなプレーを見せました。ブンデスリーガでも同じような戦術が多く見られることでしょう。さらに、多くの若手、特にU19欧州選手権に出場していた選手の活躍を期待しています。