ブンデスリーガ2014/15シーズン展望(ケルン)

昨季はブンデスリーガ2部優勝を果たし、2年ぶりにブンデスリーガに復帰したケルン。ここ15年で5度目の昇格となった今季は、ブンデスリーガのチームとしての定着を目指す。

多様性が武器

攻撃的な相手が増えるブンデスリーガでは、これまでのようなボールを保持するサッカーを続けることは難しそうだ。ペーター・シュテーガー監督はさまざまなシステムで対応できるようになることをチームに求めている。ブンデスリーガ2部では4-4-2で試合に臨むことが多かったが、今後は中盤をコンパクトにするために4-2-3-1や4-1-4-1が使われるだろう。守備に偏りすぎて自陣に閉じこもることがないように、今後も攻撃的サッカーを目指す。

攻撃陣の選手層に不安

戦術的にはうまく試合を運べているが、攻撃陣には不安要素が残る。プレシーズンでは8試合で20得点を挙げているものの、そのうちの3試合はゴールがなかった。主力FWパトリック・ヘルメスはけがに悩まされている。期待の新加入ジモン・ツォラーはプレシーズンで1得点しか挙げておらず、ブンデスリーガ2部からブンデスリーガへの切り替えはもっと楽だと思っていたとはっきりと公言している。

若きルーキー

20歳のMFヤニック・ゲアハートは昨年、ケルン年間最優秀スポーツ選手に選ばれた。しかし後半戦では成果を挙げられずに先発落ち。今季プレシーズンでは再び調子を取り戻しており、先発復帰を狙う。ボールのキープ力があり、ゲームの流れを読み取る能力が高く、チームの中でも今後の活躍が期待されている。

大迫勇也

プレシーズンの勝者。ことし1月に鹿島アントラーズからブンデスリーガ2部のミュンヘン1860に移籍し、15試合に出場6得点3アシストの好成績を残した。W杯ブラジル大会では日本代表FWとして2試合に出場した後、ブンデスリーガに昇格したケルンへの移籍を果たした。チームに合流してまだ間もないが、持ち味を生かしたプレーでチームメートや監督からの期待を集めている。シュテーガー監督は「創造性豊かで知的な技術力のある選手で、ヘッドシュートのタイミングがいい」と評価する。トップ下での先発定着が濃厚だ。

長澤和輝

ことし1月に大卒からブンデスリーガという異例の道を歩み始めた長澤だが、シーズン終盤にはレギュラーに定着し今季も主力の1人として期待されていた。しかし7月8日、強化試合で左ひざ内側側副じん帯を損傷し、長期離脱している。けががなければ先発入りはほぼ確実と見られていただけに惜しい結果となったが、まずはしっかりと回復し、再度アピールしていくことが求められる。


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