アーレンの2013/14シーズンを振り返る

昨季クラブ史上初のブンデスリーガ2部昇格を果たしたアーレンは、驚くべき快進撃で9位でシーズンを終えた。シュテファン・ルーテンベック氏を新監督に迎えた今季も、目標に掲げた残留は余裕でクリアとなる11位。シーズン前に最大手のスポンサーを失うなど経済的問題を抱えながらも、2年目も安定した戦いぶりを見せた。FW阿部拓馬は定位置を得られず苦戦。特に後半戦はメンバー外となることも多く、今季は5試合の途中出場、プレー分数は53にとどまった。

MVP:FWロベルト・レヒライター


チームの顔となっているのがエースのレヒライターだ。2009年からアーレンでプレーし、今シーズンも6得点でチーム一のゴールゲッターとなった。終盤に十字じん帯を負傷し、来季前半戦は欠場となるのはチームにとって大きな痛手だ。

成長株:シュテファン・ルーテンベック監督


アーレンの監督業をラルフ・ハーゼンヒュットル氏から受け継いだ際には、下部組織から最高の推薦を受けた若い指揮官ではあったが、同時に欠点もあるという疑念もあった。しかしルーテンベック監督はすべての疑念を振り払ってみせた。アーレンの試合を見れば、ライバルチームから一目置かれるのも偶然ではないということが分かる。

総括と展望


今季のアーレンは11勝12敗11分の勝ち点44で11位。第5節ではカイザースラウテルンを4-0で下し、後半戦でもカールスルーエ、ウニオン・ベルリンといった上位チームを撃破するサプライズを巻き起こしてきた。しかし来季はザシャ・トラウト、エンリコ・バレンティーニ、ベンヤミン・ヒュープナー、ダニエル・ブバラ、ジョエル・ポーヤンパロら主力の多くが退団または移籍するため、この夏の補強策に次のシーズンの行方がかかっていると言える。