ニュルンベルクの2013/14シーズンを振り返る

今季、クラブ史上8度目の残留争いでの敗戦を経験したニュルンベルクは、リーグ史上初の前半戦を未勝利で終えるという屈辱を味わった。後半戦は連勝スタートを切ったものの、その後は再び不振に陥り、2度の監督交代を経てもチームは浮上することなく17位での直接降格となった。

日本代表MF清武弘嗣は33試合に出場(うち先発32回)、3得点8アシストを記録。しかし昨季ほどの活躍はできず、勝てないチームとともにプレーの輝きを失っていった。同MF長谷部誠は昨夏の移籍期限最終日にウォルフスブルクからプレーの場を移し、低迷するチームの救世主として期待を寄せられたが、前半戦は1勝もできず。冬季リーグ中断期間に半月板を負傷し長期欠場を強いられると、最終戦でようやく復帰を果たしたものの、チームを残留へ導くことはできなかった。

MVP:FWヨジップ・ドリミッチ


スイス代表のドリミッチは今季17得点を挙げた。スイス代表オットマー・ヒッツフェルト監督のお墨つきで今季加入したゴールゲッターは、自ら中盤でボールを奪い、ゴールを生み出していった。守備もこなしながら得点する21歳はW杯ブラジル大会出場を目前にしている。

成長株:DFマービン・プラッテンハート


何年も前から、ニュルンベルクではプラッテンハートが大きなポテンシャルを秘めていることは知られていた。しかしその才能が明るみに出たのは今季に入ってからだ。32試合でプレーした22歳の若者は、0-2で敗れた第3節バイエルン戦で途中出場するとその後は全試合に出場、うち先発は30試合。長いこと主力左SBとして活躍していたピノラを押しのけてレギュラーの座を獲得した。

総括と展望


今シーズンの不振はまず、8月のDFB杯1回戦敗退に始まった。リーグ開幕後は3敗5分と勝てない日々が続き、ミヒャエル・ウィージンガー元監督がチームを去ることに。しかし後任のヘルトヤン・フェルベーク監督も前半戦は勝利を挙げることができず、ブンデスリーガ史上初の未勝利で折り返した。後半戦、バイエルン戦の黒星を挟んで開幕5戦4勝を挙げ、復活を遂げたかに思われた。だが長谷部、ポガテツ、ギンツェック、チャンドラー、ゲープハート、ニルソン、ペトラク、フォイルナーら主力が次々とけがで長期離脱したこともあり、再び下降線をたどると4連敗。第27節シュトゥットガルト戦で勝利するも、その後は連敗続きで3試合を残して2度目の監督交代となったが7連敗でシーズンを終え、17位で降格が決まった。来季は1シーズンでの1部復帰を目指したいところだが、主力のほとんどが移籍することが予想され、今後の運命は夏の補強にかかっている。

清武弘嗣の今季を写真で振り返る
長谷部誠の今季を写真で振り返る