シャルケのスポーツディレクター、2013/14シーズンを振り返る

【ゲルゼンキルヘン発・bundesliga.de編集部】 今季、シャルケは好成績を収め3位でシーズンを終了。来季欧州チャンピオンズリーグ(CL)本大会出場権を獲得した。スポーツディレクターを務めるホースト・ヘルト氏が、若きチームの成長などについてインタビューで語った。

bundesliga.de ヘルトさん、勝ち点64で3位というのはシャルケにとって4年ぶりとなる好成績です。今冬、この後半戦のようなコンスタントな戦いぶりができると思っていましたか?

ヘルト氏 前半戦もひどいシナリオを予想させるものではありませんでした。前半戦もいくつかいいポイントはありましたから。CLグループリーグに進んだし、そこから勝ち上がった。リーグ戦ではコンスタントさには欠けたものの、勝ち点も取っていました。レーバークーゼンやメンヘングラートバッハのようなチームはコンスタントさを示し、我々はかなり差を広げられていたので、早々に追いつくとは思っていませんでしたね。

bundesliga.de そして、それらのチームをそれどころか追い抜いた。

ヘルト氏 その通り。冬にはまったく計算外のことでした。メンヘングラートバッハやレーバークーゼンが前半戦のように勝ち点を積み重ねていれば、うちは目標達成ギリギリの勝ち点しか取れなかったでしょう。もちろん、クラースヤン・フンテラーの早急な復帰を待ち望んでいましたが、前述のクラブがシーズンを通してコンスタントな成績を挙げられるとも思っていなかった。バイエルンやドルトムントだって、シーズン中に不調に陥ることはある。うちは自分たちの課題をこなし、他クラブの不調を利用しようと考えていた。最終的に3位になれて非常に幸せです。

bundesliga.de CL本大会出場の3位と、予選からの出場となる4位の違いというのはどこにありますか?

ヘルト氏 最大のメリットはもちろん、日程が確定されていることです。8月末にまだ決定的な試合をせずに済むし、シーズンの準備としてメンバーに関しても余裕を持って決断できる。グループリーグ出場が確定していれば、基本的な資金だけでなくスポンサーからの出資金も考慮に入れられます。

bundesliga.de このチームにはまだ何が隠されているのでしょう。

ヘルト氏 うちは人材がそろっていると思いますよ。目標は可能な限りすべての選手とともに戦っていくことです。今後ほかのクラブからオファーがあるであろうユリアン・ドラクスラーも、チームに残るという明確な意思を示している。それを考えてもいい状況だと思います。さらに今シーズン、とても若いチームがピッチに立っていた。彼らは非常にいいプレーをしましたが、その一方でまだまだ成長の余地がある。

bundesliga.de そしてキルヒホフやアオゴといった選手の復帰も計算に入れられますね。

ヘルト氏 本当にクオリティーの高い選手たちが長期間離脱していました。デニス・アオゴ、マーコ・ヘーガー、キリアコス・パパドプロスらは、来季のプランとして固められます。チームのクオリティー向上はもちろん、リーグ戦、CL、DFB杯を戦っていく上で緊急に必要なことでもある。

bundesliga.de 中心はやはりリーグ戦になるわけですが、ドルトムントを追い抜くことは可能ですか?

ヘルト氏 そういった目標を設定することは非常に大事だと思います。それが後に本当に現実的なものとなるかどうかは、シーズンの経過とともに分かるでしょう。ドルトムントとの勝ち点7差というのは、それほど大きくはなかった。シーズン中、差が開いたこともありましたが、縮まったこともあった。鍵となった試合はドルトムントが勝利したバイエルン戦でした。我々はバイエルンが勝利し、うちがドルトムントを追い抜くことを想定し、願っていました。しかしこの節で、うちが2試合連続勝てなかった間にドルトムントは差を広げました。うちがドルトムントよりけが人が多かったということもあるかもしれませんが、それでもその穴は埋めなくてはならなかった。コンスタントさということに関して、うちはまだ差を詰めなくてはならないと思います。

聞き手 Andreas Kötter(アンドレアス・ケッター)