ヘルタ・ベルリンの2013/14シーズンを振り返る

今季前半戦、昇格組として快進撃を見せ6位で折り返したヘルタ・ベルリンだったが、後半戦は9戦未勝利など大不振に陥った。最終的には11位で終了。開幕前にルフカイ監督が目標に掲げた残留は果たしたが、一時は欧州リーグ出場も視野にあっただけに、悔いの残るシーズンとなった。今季、レーバークーゼンから移籍した細貝萌はチーム最多の33試合に出場し1アシストをマーク。けが人が続出したチーム状況のため、本職のボランチではなくCBでも出場し高評価を得るなど、マルチぶりを発揮しチームを主軸として支えた。

MVP:FWアドリアン・ラモス


5年間エースとして活躍したコロンビア代表FWラモスは、ヘルタ最後のシーズンとなった今季、ブンデスリーガおよびブンデスリーガ2部で自己ベストとなる16得点6アシストを記録。チームのシーズン通算40得点の半数を超える22得点に絡んだ。157試合で58ゴールを挙げたヘルタに別れを告げ、来季はドルトムントでプレーする。

成長株:MFトルガ・ツィゲルツィ


ウォルフスブルクで無名のベンチウォーマーだったMFトルガ・ツィゲルツィは移籍期限最終日に期限付きの契約でヘルタへやって来た。まだ荒削りだったツィゲルツィを、ルフカイ監督はダイヤの原石を磨くように成長に導き、チームの中心選手に育て上げた。臨機応変なプレースタイルと戦術理解の深さによって、中盤ではどのポジションもこなした。精度の高いパスとセットプレーは、チームの武器となった。負傷で欠場が続いた際には、だれもが復帰を熱望。クラブが4月に買い取りオプションを行使したことは無駄ではなかった。

総括と展望


2009/10シーズン、2011/12シーズンに降格を経験したヘルタは、昇格直後の今季は残留を果たした。しかし開幕戦でアイントラハト・フランクフルトを6-1で下し最高のスタートを切り、勝ち点28を獲得し6位につけた前半戦から一転、後半戦では一時は残留も危うい状況となり、リーグワースト2位の勝ち点13にとどまった。だが終わってみれば降格圏とは勝ち点14差の11位。目標としていた残留は余裕で果たしたことになるが、後半戦の失墜はやはり残念極まりない結果となった。来季の目標は再び残留ということになるだろう。

細貝萌の今季を写真で振り返る