第33節、下位4チームの運命は

ブンデスリーガ第33節は5月3日、各地で9試合が行われ、残留をかけた戦いがいよいよクライマックスを迎える。日本代表DFのシュトゥットガルト、同MFおよびの所属するニュルンベルク、クラブ史上初の降格危機にあるハンブルガーSV、そして今季昇格したばかりのブラウンシュバイクの運命が、結果次第では最終節を待たずして決定する。

シュトゥットガルト 対 ウォルフスブルク


第31節では上位シャルケを相手に、今季ベストゲームと言える戦いぶりを見せ3-1で勝利したシュトゥットガルト。前節ハノーファー戦でも勝ち点1を獲得し、残留争いをするハンブルク、ニュルンベルク、ブラウンシュバイクの3チームがこの2節でいずれも連敗したことで15位にとどまり、生き残りへ頭ひとつ抜け出した。今節では他クラブの結果にかかわらず、自ら勝利すれば残留が確定となるため、何がなんでも勝ち点3を奪いたい。前節で肩を脱臼したMFハーニクの出場は微妙な状態となっているが、筋肉を負傷していたDFボカが火曜のチーム練習から復帰を果たし、長期離脱者以外のほぼベストメンバーがそろう見込み。酒井高はボカ、シュバープの調子いかんで左右どちらかのサイドバックで先発すると思われる。

対戦するウォルフスブルクはまだ欧州チャンピオンズリーグ(CL)本大会出場の3位を狙える位置にあり、やはり下位とのこの一戦ではきっちりと勝ち点を取りにくるだろう。前半戦では1-3で敗れたシュトゥットガルトにとっては強敵だが、シャルケを下したような試合運びができれば金星の可能性も十分ある。

ハンブルク 対 バイエルン


ハンブルクは第29節で直接降格の17位から入れ替え戦の16位浮上に成功し、以来3連敗にもかかわらずかろうじてニュルンベルクとの差をキープしている。しかし今節では王者バイエルンとの対戦とあり、勝ち点獲得はまず望めない。最終節も後半戦好調のマインツ戦と、残り2試合で勝ち点を積み重ねることはきわめて困難だ。今節以降ハノーファー戦、シャルケ戦と続く17位ニュルンベルクよりもさらに危うい状況にあると言える。そのニュルンベルクとは勝ち点1差、最下位ブラウンシュバイクとは2差。残り2試合で逆転される可能性は大きい。とはいえ、ニュルンベルクは5連敗中、ブラウンシュバイクも3連敗を喫しており、今節では前節同様、下位3チームがともに敗れることもおおいに考えられる。下の2クラブとは得失点差で多少開きがあるため、このバイエルン戦では失点を最小限に抑えることが求められる。

ニュルンベルク 対 ハノーファー


5連敗中のニュルンベルクは、日本代表DFのハノーファーを本拠に迎える。第29節以降は直接降格圏の17位から抜け出せず、もがき苦しんでいる。残り2試合で残留となる15位シュトゥットガルトとは勝ち点6差。しかし得失点差は17ポイントと逆転不可能な数字。現実的な目標は入れ替え戦出場の16位浮上となる。その17位につけるハンブルクとは勝ち点1差だが、やはり得失点差ではハンブルクが上回っている。前半戦は3-3で引き分けたハノーファーからなんとか勝利を挙げ、最終節シャルケ戦へ望みをつなぎたい。前節マインツ戦から長期離脱していた長谷部がチームに合流し、ポジティブな影響をもたらすことが期待されている。長谷部自身は入れ替え戦出場へ向けて調整中とのことだが、まずは今節での勝ち点獲得が必須だ。清武の先発はほぼ確実だろう。

ハノーファーは前節の勝ち点1獲得によって残留が確定。他チームの結果にも左右されるが、まだ順位浮上の可能性は残されている。波のある戦いぶりで浮き沈みの激しいシーズンとなっているが、最終2節での勝利によって少しでも上を目指したいところだろう。酒井宏は定位置の右SBで先発が濃厚だ。

ブラウンシュバイク 対 アウクスブルク


開幕前の今季降格候補筆頭という予想通り、第1節、第2節、第12節以外はひたすら最下位に位置するシーズンを送っているブラウンシュバイク。上位相手の引き分けやまさかの大金星という話題を提供することもしばしばあり、一時の断トツ最下位から徐々に追い上げを見せ、入れ替え戦出場となる16位ハンブルクと勝ち点2差にまで迫っている。残り2節での対戦相手はアウクスブルク、ホッフェンハイムと、いずれもまったく歯がたたない相手ではない。今節対戦するアウクスブルクには前半戦、1-4の大差で敗れてはいるが、シーズンを通してチームが完成してきている上に残留のかかった今では、単純に比較することはできない。残り2試合で意地の浮上を果たせるか、期待を込めて見守りたい。

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