第1戦を0-1で落としていたバイエルン。ホームで迎えた第2戦では0-4と完敗した
第1戦を0-1で落としていたバイエルン。ホームで迎えた第2戦では0-4と完敗した

バイエルン、CL決勝進出ならず

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準決勝第2戦でレアルに0-4と完敗

バイエルン 0-4 レアル・マドリード

欧州チャンピオンズリーグ(CL)準決勝第2戦は4月29日に行われ、バイエルンは本拠でレアル・マドリード(スペイン)は0-4で敗れ、2戦合計0-5でベスト4敗退となった。


バイエルンが圧倒的なボール支配率を示した第1戦とは異なり、第2戦はレアルがややポゼッションを伸ばす展開となる。バイエルンとしては失点だけは避けたいところだが、16分にCKからゴールを許してしまう。MFモドリッチが蹴ったクロスにDFラモスがジャンピングヘッドで合わせ、GKノイアーの横をすり抜けるゴール。さらにレアルは20分、再びセットプレーから得点に成功する。FKからMFディ・マリアのクロスをDFペペが頭で擦らせ、最後はまたもやDFラモスがダイビングヘッドで押し込んだ。さらにレアルの2点リードで迎えた34分、FWベンゼマからパスを受けたMFベイルがドリブルで運ぶと、最高のタイミングで並走していたFWロナウドへ横パス。ロナウドはがら空きとなったゴールに、自身の今季CL15点目を落ち着いて決めた。

2戦合計で0-4と、決勝進出が絶望的となったバイエルンは後半、FWマンツキッチに代えてMFマルティネスをピッチへ送る。しかし中盤での高いポゼッションをチャンスにつなげられず、時間ばかりが過ぎていく。72分にMFリベリに代えてMFゲッツェ、その直後にはMFミュラーに代えてFWピサロが投入されるが、76分にゲッツェが華麗なボールさばきからシュートに持ち込んだシーン以外にチャンスはなかった。90分にレアルがFKを得た場面では、ロナウドが壁の下を通す技ありのキックで4-0とし、ダメを押した。この日もポゼッションでは64%と勝ったバイエルンだが、2戦合計で0-5と完敗。3年連続での決勝進出および史上初の2連覇はいずれも実現しなかった。

決勝は5月24日、リスボンのエスタディオ・ド・SLベンフィカで行われる。