前半戦ではバイエルンがロッベン(右)の2発で試合を制した
前半戦ではバイエルンがロッベン(右)の2発で試合を制した

底辺と頂上が激突

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最下位ブラウンシュバイクは王者バイエルン戦

ブラウンシュバイク 対 バイエルン

ブンデスリーガ第31節2日目は4月19日、日本代表FWのマインツドルトムントと、同MF のヘルタ・ベルリンアウクスブルクと、それぞれ敵地で対戦するほか、下記の4試合が行われる。


今節で王者バイエルンと対峙するのは、連敗中のブラウンシュバイク。最下位とはいえ、前節終了時点で脱降格圏となる15位シュトゥットガルトとの勝ち点差はわずか3。激しい残留争いの渦中にあって、まだ生き残りの可能性は残されている。今季は苦しみながらも上位相手に引き分けや大金星を挙げるなど、サプライズも巻き起こしてきた。

優勝確定後のバイエルンはホッフェンハイムと引き分け、アウクスブルクには今季初の黒星を喫し、前節ではドルトムントに0-3で完敗と絶不調。16日のDFB杯準決勝ではブンデスリーガ2部のカイザースラウテルンに5-1で圧勝し3年連続の決勝進出を決めたが、リーグ戦では3戦未勝利と絶対的強さは発揮できずにいる。

前半戦の対決はロッベンの2発でバイエルンが勝利したが、今節では残留をかけて必死のブラウンシュバイクに健闘が期待される。ブラウンシュバイクはエースFWクンベラが肉離れのため欠場の見込み。バイエルンはDFB杯で負傷したGKノイアーの出場可否は微妙な状態で、またクロース、ティアゴ、コンテント、シャキリ、バートシュトゥーバーのほかアラバも欠場となる。

ブレーメン 対 ホッフェンハイム


残留争いをするブレーメンは、5戦無敗と好調のホッフェンハイムと本拠で対戦する。第30節では日本代表FW岡崎慎司のマインツに0-3で完敗。降格圏の16位ハンブルガーSVとの勝ち点を6差から縮めることができなかった。次節以降の3試合ではバイエルン、レーバークーゼンら上位組との対戦が残されており、なんとか今節で勝ち点3を獲得して踏みとどまりたい。

ホッフェンハイムは王者と引き分け波に乗っており、そのバイエルン、ドルトムントに次ぐリーグ3位の得点力はブレーメンにとって脅威であることは間違いない。

フライブルク 対 メンヘングラートバッハ


やはり残留をかけて今季は苦しむフライブルクは、上位メンヘングラートバッハと対戦する。しかしシーズン終盤を迎え、シュトゥットガルトに敗れた以外は、フランクフルト、ブレーメン、ニュルンベルク、ブラウンシュバイクに勝利、ハンブルクには引き分けと、下位との直接対決では勝ち点をきっちり取り切って徐々に浮上を果たしている。

降格圏との勝ち点差は5に広がったが、今節を皮切りにウォルフスブルク、シャルケと強敵との対戦が続くため、安心できる位置にはない。来季欧州リーグ出場権獲得を目指すメンヘングラートバッハ相手にどこまで食い下がれるかが勝敗の行方を左右する。

ハンブルガーSV 対 ウォルフスブルク


第26節以降は降格圏から抜け出せずにいるハンブルクは、上位ウォルフスブルクをホームに迎える。監督交代直後のドルトムント戦は3-0で制し、残留へ大きな期待が寄せられたものの、その後の下位との直接対決では引き分けと敗戦の繰り返し。上位レーバークーゼンからは金星を挙げたが、前節ではやはり残留争いをするハノーファーに敗れた。クラブ史上初の降格を避けるためにも、たとえ上位相手の試合と言えども勝ち点をもぎ取らなくてはならない。

対するウォルフスブルクは後半戦ここまで6勝5敗2分。順位は第10節以降常に5位または6位をキープしており、下位ハンブルクにとっては手強い相手だ。CL予選出場権獲得となる4位とも前節終了時点で勝ち点1差と、こちらも負けるわけにいかない状況にある。生き残りをかけたハンブルクか、CL出場権を狙うウォルフスブルクか。その戦いぶりに注目が集まる。


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