DFファンボイテン、バイエルンを語る

【ミュンヘン発・bundesliga.de編集部】ベルギー代表DFダニエル・ファンボイテンは2006年6月からFCバイエルン・ミュンヘンに所属している。このbundesliga.deの独占インタビューでグアルディオラ監督の戦術について、ハインケス前監督との違い、そしてチームのすさまじいハングリー精神について語った。

bundesliga.de どうして今季バイエルンはこれほどにも圧倒的に強いのでしょうか。

ファンボイテン 毎試合勝ちたいという、このクラブのメンタルに関係していると思います。遺伝子に組み込まれているようなものです。それに、グアルディオラ監督になってからものすごくボールの保持率が高くなりました。何が起こるかをコントロールしていて、これは試合中とても大きな強みです。

bundesliga.de 昨季3冠を奪ったのに、今季どうやってモチベーションを保っていますか。

ファンボイテン 2012/13シーズンですべてのタイトルを手に入れたので、もちろんシーズンの始めは力が抜けてしまう危険性がありました。でも最初のグアルディオラ監督の下で、我々は練習から全力を出しました。監督が代わったということもありますが、それだけではありません。特に手強いライバルが多く、チームのレベルがとても高いので気を抜くことができないんです。

bundesliga.de 今までにこのように高いレベルのクラブでプレーしたことがありますか?

ファンボイテン 私はすでにバイエルンで8年目ですが、チーム内競争がこんなに激しかったことはありません。選手の質もこんなに良かったことはありません。例えばマリオ・ゲッツェやダンテ、シャキリがベンチ外になることもあるんです。どんなに強いチームか分かってもらえると思います。彼らは、ほかのチームなら常に出場するような選手です。私は昨年12月のクラブW杯の試合以来、出場機会がありませんでしたが、この前の土曜日はフル出場できました。でもすぐにリズムがつかめたんです。練習はそれだけ質が良く集中していて、監督にいざ必要とされたとき、みんな絶好調なんです。

bundesliga.de 3冠を取った2013年より今の方が良いところはありますか。

ファンボイテン 多分、少しだけ選手層が厚くなったことだと思います。だれもがプレーしたいと思っています。みんなが鼓舞される、信じられないような、でも健全なライバル競争です。

bundesliga.de そのような激しいライバル競争の中でチームの雰囲気はいかがでしょうか。

ファンボイテン 多くのクラブで、こういうライバル競争をうまくやれない選手がいると思います。でもうちのチームでは、監督の決定はだれも文句を言わずに受け入れます。ベストな選手が試合に出るべきなんです。チームの雰囲気はとても良いですよ。

bundesliga.de グラディオラ監督になってハインケス前監督の時とは変わったことは何ですか。

ファンボイテン ゲッツェとティアゴ以外は同じメンバーですが、昨季よりも圧倒的でボール保持率も高くなりました。ボールを持ったらすぐに決断が出せる状態に常にあるんです。ハインケス監督もグアルディオラ監督も、人間性豊かで似ているところがあります。両監督とも、コミュニケーションを大事にしますし、どんなチームが相手でも自分たちのモチベーションを最高に高めるために、何を言えばいいか分かっています。そしてどちらの監督もよく自分の仕事場にいて、落ち着いてプロらしく仕事をしています。グアルディオラ監督もハインケス監督もとてもいい人です。

bundesliga.de バイエルンでかなり多くの監督を見てきたと思いますが、グアルディオラ監督の特別なところはどこですか。

ファンボイテン グアルディオラ監督は、どんな選手でもほっておくことがありません。例えば、私ともよく話をして、今はあまり試合に出ていないけれども気を抜かずにやるように言います。今のチームは戦術的に今までないくらいフレキシブルです。監督はいつも新しいアイディアを持っていて、とても正確な仕事をする完璧主義の人です。

聞き手 アレシス・メヌージュ(Alexis Menuge)