第26節 バイエルンの優勝を左右する3試合

ブンデスリーガ第26節2日目は3月22日、各地で6試合が行われる。バイエルンが日本代表FWのマインツに勝ち、同DFのシャルケブラウンシュバイクに、さらにドルトムントが同DFのハノーファーにそれぞれ勝たなければ、バイエルンのリーグ史上最も早い優勝が決定する。

マインツ 対 バイエルン


マインツはここ5戦負けなしと好調。今季すでに75得点で歴代記録のシーズン通算101ゴールを上回る勢いの王者バイエルンを相手にいかに失点を防ぐかがポイントになるだろう。相手は17連勝中の難敵だが、今季わずか3敗という本拠での強さを武器に勝ち点を奪い、優勝決定を阻止したいところだ。

前節では2得点を挙げ、MOM(マン・オブ・ザ・マッチ)にも選ばれた岡崎がバイエルンを相手にゴールを奪えるかどうかにも注目が集まる。あと2ゴールで香川真司(現マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)が持つブンデスリーガの最高記録13ゴールに並ぶことができる。この試合でもFWでの先発がほぼ確実だ。

対するバイエルンは現在リーグ無敗記録を50に更新しており、今やリーグでは無敵の状態。ここからリーグ戦と欧州チャンピオンズリーグ(CL)が続くため、数名の主力を温存する可能性もある。今節は前節で休んだ主将ラーム、ダンテ、リベリらが先発に復帰するかもしれない。バイエルンのゴールゲッターはやはり得点ランキング1位のFWマンツキッチ。リーグでは6戦連続で得点しているため、十分なマークが必要になる。

シャルケ 対 ブラウンシュバイク


リーグ2連勝中のシャルケは今節もブラウンシュバイクに本拠で勝ってバイエルンのリーグ優勝を阻止したい。前節終了時点で2位ドルトムントとの勝ち点差も1と詰め寄っており、今節の結果次第では順位逆転の可能性もある。最下位ブラウンシュバイクに対しては勝ち点3の獲得が必須だが、2位浮上の可能性も1つのモチベーションになるに違いない。

不安要素はけがによる主力選手の相次ぐ離脱だ。DF内田をはじめ、DFフックス、MFヘーガー、さらにMFファルファンと主将ヘーベデスも負傷のため欠場が確実となっている。そのため特に守備陣は大幅なポジション変更を余儀なくされる。プラス要素としては、長期離脱していたフンテラーが後半戦から復帰し、すでに7得点を挙げチームに大きく貢献していることだ。完全に調子を取り戻しており、この試合でも得点が期待できる。

一方、ブラウンシュバイクはここ3戦連続で引き分けており、チームとしては上向きの状態。ブラウンシュバイクが今季まで約30年にわたり2部以下に甘んじていたという事実を忘れてはならないが、シャルケとの過去の対戦成績は17勝9敗11分と優勢だ。残留の可能性を残すためにも勝ち点1が欲しい。

ハノーファー 対 ドルトムント


2位ドルトムントは前節でメンヘングラートバッハに敗れ、シャルケに勝ち点1差まで詰め寄られた。しかし順位を守りたい一方で、けが人が多く本来の力を出せる状態にないのが現状。DFズボティッチ、MFベンダー、MFブワシュチコフスキ、MFギュンドアンら長期離脱者に加え、19日のCL決勝トーナメント1回戦第2戦ゼニト戦では新たにDFシュメルツァー(肉離れ)も故障者リストに名を連ねた。FWロイスはチーム練習に復帰しているものの、今節の出場は微妙なところだ。

対するハノーファーは前節ヘルタ戦で勝利し、降格圏との勝ち点差を7まで広げた。まだ9試合残っているため油断はできないが、ひとまず安心できる位置まで来たと言える。欧州リーグの出場権が得られる最低ラインの6位とは、勝ち点11差となっているため、逆転は難しいだろう。19日には主将チェルンドロがひざの負傷を理由に引退を表明した。酒井宏は右SBでの先発がほぼ確実だ。