1-1で引き分けた前半戦、乾(左)は出場機会なしとなった。清武は84分まで出場した
1-1で引き分けた前半戦、乾(左)は出場機会なしとなった。清武は84分まで出場した

下位対決制するのは

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第26節最終日、ニュルンベルク対フランクフルト

ニュルンベルク 対 フランクフルト

ブンデスリーガ第26節最終日は3月22日、各地で2試合が行われ、日本代表MFと同MFのニュルンベルクは本拠でMFのアイントラハト・フランクフルトと、レーバークーゼンホッフェンハイムと対戦する。


今季前半戦をリーグ史上初の未勝利という屈辱的な結果で終えたニュルンベルクだが、後半戦は連勝スタート。これまで8試合を4勝4敗でかろうじて降格圏脱出を果たした。しかし現在3連敗中と再び不調に陥り、特にここ2戦は残留争いをする下位との試合を続けて落としている。やはり下位のフランクフルトと戦う今節では、勝てば順位の逆転となるだけに勝ち点3を取り切りたい。今シーズンはホーム戦を2勝5敗5分と苦手にしており、決めたゴールは11とリーグ最低。それでもここからシュトゥットガルト、フライブルクと残留をかけた直接対決がまだ2戦続く。苦手意識を振り払ってどん欲に白星を狙い、連敗の嫌な流れにストップをかけたい。

チームのゴールゲッターは今季12得点のドリミッチ。後半戦だけですでに6ゴールを挙げている。守ってはブラウンシュバイク戦でPK2本を、ハンブルガーSV戦では11本のシュートを止めている守護神シェーファーの存在が大きい。第24節ブレーメン戦で負傷交代したものの、翌第25節から戦列復帰を果たしている。清武はこの試合も先発が濃厚。負傷離脱中の長谷部は欠場が確定している。

一方のフランクフルトは、最下位スタートとなった今季だったが、ニュルンベルク同様に後半戦わずかながら持ち直し、徐々に順位も浮上してきた。しかし前節では降格圏のフライブルクに何度も決定機を迎えながらも決められず1-4で敗れ、14位のハンブルガーSV、15位のニュルンベルクとの勝ち点差が1試合で逆転される3に縮まった。大混戦の残留争いから抜け出すためには、下位との対戦を制することが求められる。前半戦では引き分けているが、過去の対戦成績でも22勝14敗19分と勝ち越しているニュルンベルクに勝ち点を献上することは許されない。

攻撃の中心を担うMFマイヤーは、今節は股関節の筋肉負傷のため欠場が決まっている。主将シュベークラーは鼻骨骨折に加えて肋骨打撲を負い、ベストパフォーマンスは期待できない状態。前節で露呈した決定力不足の改善が勝敗の鍵を握る。唯一明るい材料は、フライブルク戦で累積のため出場停止だったCBサンブラーノがこの試合から復帰することか。乾の先発入りの可能性もある。

レーバークーゼン 対 ホッフェンハイム


前節、ハノーファーと引き分けに終わり、今季初めてトップ3から陥落したレーバークーゼンはこれまでにない大不振に陥っている。直近の公式戦8試合で7敗を喫し、さらに第25節の引き分けを含めれば9試合勝利から見放されている。今節対戦するホッフェンハイムにはこれまで10勝1分と無敗だが、今季リーグではブラウンシュバイク、アイントラハト・フランクフルト、ブレーメン、フライブルクといった下位相手に星を落としており、この試合でも勝ち点を獲得することは容易ではないかもしれない。前半戦第9節では、エースFWキースリングのサイドネットの穴を通ってネットを揺らした「幻のゴール」が生まれた因縁のカードでもあり、レーバークーゼンとしてはすっきりとした形で決着をつけたい。

ホッフェンハイムは後半戦喫した3敗ではいずれも4失点と、守備の不安定さがネックとなっている。ここまで3勝3敗2分だが、ここ2試合で連敗しており、今節では上位レーバークーゼンからの金星を狙う。失点も得点も多いのが今シーズンのチームの特徴で、ウォルフスブルクを6-2で下したようにその攻撃力が爆発すれば、不調の相手からの勝ち点3獲得も十分狙えるだろう。

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